第69回朝日杯フューチュリティステークスとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 第69回朝日杯フューチュリティステークスの意味・解説 

第69回朝日杯フューチュリティステークス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/09/06 19:02 UTC 版)

第69回朝日杯フューチュリティステークス
優勝したダノンプレミアム
開催国 日本
主催者 日本中央競馬会
競馬場 阪神競馬場
施行日 2017年12月17日[1]
距離 芝1,600m(右・外)[1]
格付け GI[1]
賞金 1着賞金7,000万円[1]
出走条件 サラ系2歳牡・牝(指定・国際)[1]
負担重量 牡 55kg
牝 54kg[1]
天候 [1]
馬場状態 [1]
優勝馬 ダノンプレミアム[1]
優勝騎手 川田将雅栗東[1]
優勝調教師 中内田充正(栗東)[1]
優勝馬主 (株)ダノックス[1]
優勝生産者 (有)ケイアイファーム[1]
勝ちタイム 1:33.3[1]
テンプレートを表示

2017年12月17日阪神競馬場で施行された第69回朝日杯フューチュリティステークスについて記述する[1]

出走馬と枠順

天気:晴、馬場状態:良、発走時刻:15時40分[1][2]
枠番 馬番 競走馬名 騎手 オッズ 調教師 馬主
1 1 ダノンプレミアム 牡2 川田将雅 2.3(1人) 中内田充正 (株)ダノックス
2 フロンティア 牡2 岩田康誠 29.6(6人) 中内田充正 (有)サンデーレーシング
2 3 タワーオブロンドン 牡2 C.ルメール 3.9(2人) 藤沢和雄 H.H.シェイク・モハメド
4 ライトオンキュー 牡2 四位洋文 190.8(14人) 昆貢 H.H.シェイク・モハメド
3 5 ケイアイノーテック 牡2 幸英明 26.3(5人) 平田修 亀田和弘
6 アサクサゲンキ 牡2 武豊 31.9(8人) 音無秀孝 田原慶子
4 7 ヒシコスマー 牡2 松山弘平 111.0(11人) 清水久詞 阿部雅英
8 ファストアプローチ 牡2 V.シュミノー 46.9(9人) 藤沢和雄 山本英俊
5 9 ムスコローソ 牡2 池添謙一 146.4(12人) 手塚貴久 落合幸弘
10 ステルヴィオ 牡2 C.デムーロ 5.3(3人) 木村哲也 (有)サンデーレーシング
6 11 カシアス 牡2 浜中俊 48.0(10人) 清水久詞 (株)カナヤマホールディングス
12 ダノンスマッシュ 牡2 福永祐一 8.7(4人) 安田隆行 (株)ダノックス
7 13 アイアンクロー 牡2 酒井学 453.9(16人) 斉藤崇史 藤井聡一郎
14 ダブルシャープ 牡2 和田竜二 30.0(7人) 渡辺薫彦 天堀忠博
8 15 ケイティクレバー 牡2 小林徹弥 150.5(13人) 目野哲也 瀧本和義
16 イシマツ 牡2 加藤祥太 443.8(15人) 森秀行 吉田勝利

レース結果

映像外部リンク
2017年 朝日杯フューチュリティステークス(GⅠ)
レース映像 jraofficial(JRA公式YouTubeチャンネル)による動画

レース展開

飛び出したケイティクレバーがハナを切る展開[3]。2番手にファストアプローチ、3番手に1番人気のダノンプレミアムが続く。2番人気のタワーオブロンドンは前方7番手、3番人気ステルヴィオは中団につけた[3]。前半はゆったりとしたペースで流れ、ケイティクレバーは先頭を保ったまま、4コーナーをカーブ[3]。直線に入ったところで早々にダノンプレミアムが先頭に立つと、追いすがるタワーオブロンドン・ステルヴィオら後続勢を悠々振り切ってGI初制覇を果たした[3]

レース着順

着順 枠番 馬番 競走馬名 タイム 着差
1 1 1 ダノンプレミアム 1:33.3
2 5 10 ステルヴィオ 1:33.9 3馬身1/2
3 2 3 タワーオブロンドン 1:33.9 クビ
4 3 5 ケイアイノーテック 1:33.9 ハナ
5 6 12 ダノンスマッシュ 1:34.0 3/4馬身
6 4 8 ファストアプローチ 1:34.0 クビ
7 6 11 カシアス 1:34.1 クビ
8 1 2 フロンティア 1:34.4 1馬身3/4
9 7 14 ダブルシャープ 1:34.4 クビ
10 3 6 アサクサゲンキ 1:34.8 2馬身1/2
11 8 15 ケイティクレバー 1:34.8 ハナ
12 2 4 ライトオンキュー 1:35.0 1馬身1/4
13 5 9 ムスコローソ 1:35.1 クビ
14 7 13 アイアンクロー 1:35.5 2馬身1/2
15 4 7 ヒシコスマー 1:35.7 1馬身
16 8 16 イシマツ 1:36.9 7馬身
単勝 1 230円
複勝 1 110円
10 140円
3 130円
枠連 1-5 530円
馬連 1-10 550円
馬単 1-10 840円
3連複 1-3-10 700円
3連単 1-10-3 2,630円
ワイド 1-10 230円
1-3 210円
3-10 330円

エピソード

  • ダノンプレミアム鞍上の川田将雅騎手はこのレース初勝利、管理する中内田充正調教師はこれがGI初制覇となった[3]
  • ダノンプレミアムが出した勝ちタイム1分33秒3は、2019年にサリオスが更新するまでレースレコードだった[4][5]
    • 勝ちタイムとしては、2024年現在は同レース史上3位である[6]
  • 掲示板入りした5頭全頭がのちにGI馬となるなど、歴代屈指の出世レースとして知られている[7]

出走馬のその後

※主な勝ち鞍は朝日杯FS以降のオープン特別競走(リステッド、重賞含む)のみ記載。太字はGI級競走。

着順 競走馬名 戦績 主な勝ち鞍 備考 出典
1 ダノンプレミアム 15戦6勝 弥生賞金鯱賞マイラーズC(GII) 2017年JRA賞最優秀2歳牡馬 [8]
2 ステルヴィオ 21戦4勝 マイルCS(GI)、スプリングS(GII) [9]
3 タワーオブロンドン 18戦7勝 スプリンターズS(GI)、セントウルS京王杯SC(GII)、アーリントンC(GIII) [10]
4 ケイアイノーテック 28戦3勝 NHKマイルC(GI) 2021年途中からオーストラリアに移籍 [11]
5 ダノンスマッシュ 26戦11勝 高松宮記念香港スプリント(GI)、セントウルS、京王杯SC(GII)、京阪杯シルクロードSキーンランドCオーシャンS(GIII) [12]
6 ファストアプローチ 20戦3勝 [13]
7 カシアス 19戦2勝 ボビールイスクオリティ(豪GII)3着
2018年途中からオーストラリアに移籍、ケモノに改名
[14]
8 フロンティア 15戦2勝 ファルコンS(GIII)3着 [15]
9 ダブルシャープ 42戦5勝 関門橋S(OP) [16]
10 アサクサゲンキ 47戦8勝 小倉サマージャンプ2回(J・GIII)、イルミネーションジャンプS(OP) [17]
11 ケイティクレバー 39戦8勝 東京ジャンプS(J・GIII)、若駒S、牛若丸ジャンプS(OP) [18]
12 ライトオンキュー 24戦6勝 京阪杯(GIII)、UHB賞(OP) [19]
13 ムスコローソ 37戦3勝 [20]
14 アイアンクロー 46戦5勝 [21]
15 ヒシコスマー 45戦3勝 [22]
16 イシマツ 26戦2勝 [23]

脚注

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 第5回 阪神競馬 第6日|年度別全成績 2017年”. jra.go.jp. 日本中央競馬会. 2024年9月9日閲覧。
  2. ^ 朝日杯FS 出馬表”. netkeiba.com. 2024年9月8日閲覧。
  3. ^ a b c d e 朝日杯フューチュリティステークス レース結果回顧・払戻”. JRA-VAN. 2024年9月8日閲覧。
  4. ^ 【朝日杯FS】プレミアム圧倒V、無敗でクラシック堂々の主役 ダノンプレミアムがレコードで完勝!”. スポニチAnnex (2017年12月18日). 2024年9月10日閲覧。
  5. ^ 【朝日杯FS】サリオス 圧巻レコードV!無敗2歳王者でクラシック主役だ”. スポニチAnnex (2019年12月16日). 2024年9月10日閲覧。
  6. ^ 2020年にグレナディアガーズが更に更新したため
  7. ^ “伝説の朝日杯”と言えるかも!? 6着までがその後にタイトル獲得”. netkeiba.com (2024年7月23日). 2024年9月10日閲覧。
  8. ^ ダノンプレミアム | 競走馬データ”. netkeiba.com. 2024年9月10日閲覧。
  9. ^ ステルヴィオ | 競走馬データ”. netkeiba.com. 2024年9月10日閲覧。
  10. ^ タワーオブロンドン | 競走馬データ”. netkeiba.com. 2024年9月10日閲覧。
  11. ^ Keiai Nautique | 競走馬データ”. netkeiba.com. 2024年9月10日閲覧。
  12. ^ ダノンスマッシュ| 競走馬データ”. netkeiba.com. 2024年9月10日閲覧。
  13. ^ ファストアプローチ | 競走馬データ”. netkeiba.com. 2024年9月10日閲覧。
  14. ^ カシアス”. JBISサーチ. 2024年9月10日閲覧。
  15. ^ フロンティア | 競走馬データ”. netkeiba.com. 2024年9月10日閲覧。
  16. ^ ダブルシャープ | 競走馬データ”. netkeiba.com. 2024年9月10日閲覧。
  17. ^ アサクサゲンキ | 競走馬データ”. netkeiba.com. 2024年9月10日閲覧。
  18. ^ ケイティクレバー | 競走馬データ”. netkeiba.com. 2024年9月10日閲覧。
  19. ^ ライトオンキュー | 競走馬データ”. netkeiba.com. 2024年9月10日閲覧。
  20. ^ ムスコローソ | 競走馬データ”. netkeiba.com. 2024年9月10日閲覧。
  21. ^ アイアンクロー | 競走馬データ”. netkeiba.com. 2024年9月10日閲覧。
  22. ^ ヒシコスマー | 競走馬データ”. netkeiba.com. 2024年9月10日閲覧。
  23. ^ イシマツ | 競走馬データ”. netkeiba.com. 2024年9月10日閲覧。

第69回朝日杯フューチュリティステークス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/02 08:32 UTC 版)

ダノンプレミアム」の記事における「第69回朝日杯フューチュリティステークス」の解説

3戦目はGI初挑戦となった朝日杯フューチュリティステークスC.ルメール騎乗京王杯2歳ステークス勝ち馬タワーオブロンドンや、C.デムーロ騎乗ステルヴィオらを抑え1番人気に推された。レース1枠1番から良いスタートを切る2番手に位置し最終コーナーでは馬なりのまま進出直線入り先頭に立つと2、3ムチ打っただけで上がり3ハロン33秒6(上がり最速)の脚を繰り出してリード広げ最後鞍上川田が首を撫で、流す余裕見せながらも最後に追い込んだステルヴィオに3馬身半差つけ快勝無敗GI制覇飾った。 勝ちタイム1分33秒3は2004年マイネルレコルトコンマ1秒上回るレースレコード更新となった。また2着馬に3馬身半差以上の着差付けたのは、1993年朝日杯3歳ステークス当時)を制した後に三冠馬となるナリタブライアン以来24年ぶりとなる。JPNサラブレッドランキングによるレーティングでは、同レース勝利により2歳馬として史上最も高い117評価得た2017年度JRA賞記者投票では、ホープフルステークス勝ち馬タイムフライヤー13票)などに大差をつけて275票を集め、最優秀2歳牡馬選出された。 なお、同レースの2着馬ステルヴィオ、3着馬タワーオブロンドン、4着馬ケイアイノーテック、5着馬ダノンスマッシュは、いずれも後にGⅠレース勝利している。

※この「第69回朝日杯フューチュリティステークス」の解説は、「ダノンプレミアム」の解説の一部です。
「第69回朝日杯フューチュリティステークス」を含む「ダノンプレミアム」の記事については、「ダノンプレミアム」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「第69回朝日杯フューチュリティステークス」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「第69回朝日杯フューチュリティステークス」の関連用語

第69回朝日杯フューチュリティステークスのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



第69回朝日杯フューチュリティステークスのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの第69回朝日杯フューチュリティステークス (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのダノンプレミアム (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS