第4会期とは? わかりやすく解説

第4会期(Sessio Quarta)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 10:46 UTC 版)

第2バチカン公会議」の記事における「第4会期(Sessio Quarta)」の解説

公会議1965年にいよいよ予定され最終第4会期(Sessio Quarta 1965年9月14日 - 12月8日)を迎えたが、依然として11草案決議至らず残されていた。特に「草案13」と呼ばれた現代世界教会ありかたに関する文章は重要案件であり、何度も修正重ねられていたが、いまだにまとまるめどがたたなかった。『信教の自由に関する宣言』の草稿議論繰り返されたが、なかなか多数受け入れられるものになっていなかった。 この会期初頭教皇パウロ6世が、司教会議シノドス)を立ち上げることを宣言したことが大きなニュースとなったシノドス9月15日創設され実際に公会終了後各地行われることになり、現代至っている。 最終的に啓示扱いについて紛糾した『神の啓示に関する教義憲章』(啓示憲章 Dei Verbum)が参加者賛成多数によって成立至ったことで、すでに議論重ねられていた草案続々成立していった。それらは『教会における司教司牧任務に関する教令』、『修道生活の刷新適応に関する教令』、『司祭養成に関する教令』、『信徒使徒職に関する教令』、『教会宣教活動に関する教令』、『司祭役務と生活に関する教令』および『キリスト教教育に関する宣言』、『キリスト教以外の諸宗に関する教会態度についての宣言』、『信教の自由に関する宣言』といったものであった。もっとも難産となった憲章現代世界とのかかわりについて何をどこまで踏み込んで表現するかが議論となった現代世界憲章』(Gaudium et Spes)は12月になってようやく成立し参加者一同が胸をなでおろした

※この「第4会期(Sessio Quarta)」の解説は、「第2バチカン公会議」の解説の一部です。
「第4会期(Sessio Quarta)」を含む「第2バチカン公会議」の記事については、「第2バチカン公会議」の概要を参照ください。

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