第4代編集長争い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/27 06:37 UTC 版)
「週刊少年ジャンプ編集部」の記事における「第4代編集長争い」の解説
西村の編集長昇格に伴い、加藤が副編集長になる。このまま順当に行けば加藤が編集長だが、中野祐介も西村も加藤の編集長就任には否定的だった。加藤は細かすぎる性格であり、漫画家とスタッフの個性が潰されると考えたためだった。 結果として、初の生え抜き社員の後藤、中野和雄が4代目の編集長候補となる。2人は入社から切磋琢磨してきて、両者ともに副編集長までは同時に昇進した。しかし、正反対の性格の副編集長が2人いることで、編集部内の意思統一が難しくなった。西村は後藤に編集長を譲る考えの元、その前準備として、中野和雄を『フレッシュジャンプ』の副編集長へと変える。なお、長野は2人を1年交代で担当を入れ替えて、その実績によって判断すべきと考えていた。次期編集長の実質上の決定は余計に2人の対抗意識を煽ることになり、後に中野和雄は『フレッシュジャンプ』成功のためにWJ連載中の漫画家を連載させるなど、新人育成という当初の目的から外れていくことになる。
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