第16方面軍 (日本軍)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 第16方面軍 (日本軍)の意味・解説 

第16方面軍 (日本軍)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/17 13:29 UTC 版)

第16方面軍
創設 1945年昭和20年)2月1日
廃止 1945年(昭和20年)
所属政体 大日本帝国
所属組織  大日本帝国陸軍
部隊編制単位 方面軍
所在地 日本本土
通称号/略称
最終上級単位 第2総軍
担当地域 九州地方
最終位置 福岡県 二日市
戦歴 第二次世界大戦
テンプレートを表示

第16方面軍(だいじゅうろくほうめんぐん)は、大日本帝国陸軍方面軍の一つ。

沿革

第二次世界大戦末期、絶対国防圏の要石とされたサイパンを失い、レイテ戦に失敗し、大本営1945年(昭和20年)1月20日に本土(北海道本州四国沖縄を除く九州)の維持を作戦目的とした「帝国陸海軍作戦計画大綱」を決定、本土に於ける軍の編制を根本的に改めた。

第16方面軍は同年2月6日に、主に九州方面を作戦地域として編成され、当初は防衛総司令部の指揮下、その後4月8日には新設の第2総軍の指揮下に入り、連合国軍との本土決戦に備えたが、交戦することなしに日本軍無条件降伏となった。

なお、第16方面軍司令官西部軍管区司令官を兼ね、軍管区司令官としては天皇に直隷した。また、参謀長、参謀副長も、西部軍管区のそれを兼ねた。

基本情報

  • 通称号:睦
  • 編成時期:1945年(昭和20年)2月1日
  • 最終位置:福岡県二日市
  • 最終上級部隊:第2総軍

第16方面軍の人事

司令官

参謀長

  • 芳仲和太郎中将(陸士27期):1945年(昭和20年)2月1日 - 5月3日
  • 稲田正純中将(陸士30期):1945年(昭和20年)5月3日 -

参謀副長

  • 福島久作大佐(陸士32期):1945年(昭和20年)2月1日 - 6月1日
  • 友森清晴大佐(陸士34期):1945年(昭和20年)6月1日 -

終戦時

  • 司令官:横山勇中将
  • 参謀長:稲田正純中将
  • 参謀副長:友森清晴大佐
  • 高級参謀:穐田弘志大佐
  • 兵務部長:奈良晃中将
  • 兵器部長:田村清一大佐[1]
  • 経理部長:谷端直主計少将
  • 軍医部長:堀内清真軍医少将
  • 獣医部長:草野清茂獣医大佐
  • 法務部長:伊藤章信法務少将

終戦時の隷下部隊

脚注

参考文献

  • 福川秀樹 編著『日本陸軍将官辞典』芙蓉書房出版、2001年。ISBN 4829502738 
  • 外山操・森松俊夫 編著『帝国陸軍編制総覧』芙蓉書房出版、1987年。 

関連項目




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「第16方面軍 (日本軍)」の関連用語

第16方面軍 (日本軍)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



第16方面軍 (日本軍)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの第16方面軍 (日本軍) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS