第13の哨戒 1944年12月 - 1945年2月
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「トートグ (潜水艦)」の記事における「第13の哨戒 1944年12月 - 1945年2月」の解説
12月17日、トートグは13回目の哨戒で東シナ海に向かった。ミッドウェー島とサイパン島を経由し、シルバーサイズ (USS Silversides, SS-236) の指揮下で哨戒を行った。1945年1月17日、トートグは北緯31度09分 東経130度29分 / 北緯31.150度 東経130.483度 / 31.150; 130.483の地点で第15号輸送艦を発見。トートグは3本の魚雷を発射し、うち1本が命中。トートグは640メートルまで接近してさらに魚雷を発射し、これが止めとなった。1月20日夜、トートグは北緯33度45分 東経128度43分 / 北緯33.750度 東経128.717度 / 33.750; 128.717の対馬海峡で9,100メートルの彼方に敵船を発見。相手は月によってシルエットが浮かび上がっており、トートグは敵船に接近して魚雷を2本発射。魚雷は命中し、沈んでいった。日付が1月21日になってすぐにトートグは残骸に接近し、生存者1名を救助。生存者の陳述によれば、この船は特設水雷母艦首里丸(大阪商船、1,857トン)であり、青島から佐世保に向かうところであった。その日の午後、トートグは北緯33度33分 東経129度33分 / 北緯33.550度 東経129.550度 / 33.550; 129.550の的山大島近海でタンカーを攻撃すべく護衛艦を避けて接近して四度の攻撃を行い、呉へ回航途中のタンカー瑞雲丸(岡田商船、10,045トン)を撃破した。1月26日には、北緯29度25分 東経136度25分 / 北緯29.417度 東経136.417度 / 29.417; 136.417の地点で木造トロール船を浮上砲戦で撃沈した。2月1日、トートグは42日間の行動を終えてミッドウェー島に帰投した。これがトートグの最後の哨戒となった。
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