第三部『贈られた手』
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/02/18 09:31 UTC 版)
実森家の事件は両親が体を焼かれた上に殺され、息子の勇治が遺書を残して自殺しており麻生家と同様無理心中と判断されたが、馬見原は引き続き外部の犯行を疑い、浚介は自分に何かできることはなかったのか、と事件を気にかける。游子は児童相談センターでの講演会場で電話相談の宣伝活動をする山賀に注意するが、その場に居合わせた駒田が騒ぎを起こした件もあり、逆に行政の不備を責められ山賀にやり込められてしまう。亜衣は、学校に来た事件取材のテレビカメラに向かって怒りをこめた暴言を吐く。その様子を見ていた浚介は、取り決めに反して取材に応じ、学校や社会にも問題があるとするコメントをして、学校に非難が殺到する騒ぎを起こし自宅謹慎を命じられる。引っ越した家で時間を持て余す浚介は、元教え子で電気工事職人をしている鈴木渓徳(ケートク)と出会い、同じ日に美歩から学校を解雇される見込みと、妊娠が狂言であったことと別れを告げられる。一方、ますます荒れる亜衣に悩む母・希久子は山賀の相談室に電話をかける。また、末期の病を抱えた椎村の父が心配する家屋の消毒を請け負った大野は、父に病を告知できず悩む椎村を励ます。綾女と研司の元には油井が現われて復縁を迫り、馬見原と対立する。佐和子はある日、馬見原の資料の中から彼が綾女たちと撮った写真を見つけてしまう。
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