競技名としてのグラップリング
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「グラップリング」の記事における「競技名としてのグラップリング」の解説
2006年、レスリングの世界組織である国際レスリング連盟 (FILA) が、「グラップリング」という新しい競技を認定した。総合格闘技から打撃技を省いたようなものであり、関節技もその多くが有効である(柔道で認められるような関節技は有効)。ただし、ヒールホールドなど一部の危険な技は禁止されている。 ギ(Gi、着衣格闘技、「柔術着(ギ)」を着るルール)とノーギ(No-Gi、「柔術着(ギ)」を着ないルール)の二種類ある。ノーギの場合でも上半身にラッシュガードと呼ばれる擦り傷防止や滑り止めを目的としたシャツを着用する。 2007年、FILA主催の第1回グラップリング世界選手権を開催。 2010年3月27日 - 28日にポーランドのクラクフで行われた第3回グラップリング世界選手権では、日本代表選手タカ・クノウ(久能孝徳)がギとノーギのそれぞれ90kg級に出場し、ギで優勝し金メダルを獲得した。この競技で日本選手として初の世界チャンピオンである。 久能は、2010年8月 - 9月、中国の北京、オリンピックの下部大会である第1回スポーツアコードワールドコンバットゲームズ(ワールドゲームズの格闘技版)に日本代表として参戦している。 だが、国際オリンピック委員会 (IOC) がグラップリングにいいイメージを持っていないとされ、2013年にFILAのレスリング・スタイルから除外されパンクラチオンの一種目という扱いにされた。しかし、FILAが世界レスリング連合 (UWW) に改称後の2015年にノン・オリンピックスタイルに復活。
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