立地と建物配置
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/22 16:25 UTC 版)
「愛宕神社 (仙台市)」の記事における「立地と建物配置」の解説
愛宕神社の参道は、山から東に伸びる尾根をたどるものである。広瀬河畔通りから斜めに登る坂道に最初の鳥居があり、そこから石段を登る。石段がはじめて作られたのは天明元年(1781年)のことだが、後に1923年(大正12年)と1929年(昭和4年)に作られた。上り詰めたところに平成18年(2006年)に作られた新しい鳥居がある。そこからゆるい登りの坂道になり、そこの敷石は1923年(大正12年)の整備による。いずれも信者の奉献による。 山上の細長い平地でもう一度、古びた石の鳥居をくぐり、楼門を通り抜ける。楼門の左右には、「日本一の大天狗」と号する大天狗と烏天狗の像がある。その先が、最大の建物である拝殿の正面である。内部空間を広げるために、拝殿の後ろには幣殿が取り付いている。幣殿から通じる廊下を渡ると、黒漆塗りの本殿に続く。本殿、社殿は一間社流造である。拝殿の南に社務所があり、自動車が通れる細い坂道が山の南から登ってきて、社務所の横に出る。 北側は崖で、広瀬川を隔てて市街中心部を見下ろす展望台がある。稲荷神社の祠が展望台の脇にある。崖沿いには、別に勝鬨神社、第2次世界大戦中に沈没した巡洋艦愛宕の戦死者を悼む軍艦愛宕宮城県出身戦没者慰霊碑がある。神社は頂上の東半分を占め、西半分は大満寺虚空蔵堂である。虚空蔵堂への参道は神社とは別に山の南から付けられている。
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