立地と建物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/13 05:45 UTC 版)
脇町図書館が立てられた地域は、竣工から翌々年の1988年に重要伝統的建造物群保存地区に選定されており、伝統的な建造物が立ち並んでいる。図書館計画ではこの伝統的な建物をうまく活用した図書館が求められた。現在の図書館建物では、明治初期に建てられ、伝統的様相を保ちつつ放置されてしまった農業用倉庫2棟を修復した建物が閉架書庫として利用されている。図書館の開館にあたり、新しく建てられた建物は鉄筋コンクリート造2階建てで、周りの景観にうまく溶け込ませるため、伝統的な「うだつ」や「虫籠窓(むしこまど)」の装飾が施されている。図書館建設事業に要した費用は1億5335万円となったが、建築に対する評価は高い。 一方で、図書館建築として同館を見た場合、館内の随所に段差が存在する建物となってしまったことから、棚橋満雄 1991は「機能的な図書館建築としては失敗であった」と評している。
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