建築に対する評価
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/07 15:07 UTC 版)
「アンスティチュ・フランセ東京」の記事における「建築に対する評価」の解説
坂倉は同時期に神奈川県鎌倉市に神奈川県立近代美術館を設計。戦後に創刊した彰国社の雑誌『建築文化』では、東京日仏学院と同美術館が1951年11月号と12月号で2号続けて表紙を飾った。1951年11月に開かれた第1回サンパウロ・ビエンナーレでは建築審査員として招かれ、他の建築家が展示壁面を分け合う中、この両建築が一つの壁面を占めて展示された。ところが、東京大学教授の岸田日出刀は『建築文化』1952年1月号で、雑誌誌面から受けた印象としながらも「浅薄で騒々しく、胸悪くなる新しがり」「アプレゲール建築」と酷評。次号では、神奈川県立近代美術館の現地に赴き細部の意匠について酷評した。それ以降、東京日仏学院は坂倉の仕事の中でも顧みられることが少なくなった。しかし、1961年の増築の際にも坂倉に設計が任され、2016年にはDOCOMOMO Japanより日本におけるモダン・ムーブメントの建築の一つに選定されている。
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