稲沢駅周辺再開発
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稲沢市では当駅付近の線路の存在が東西の交通を著しく阻害している。なお駅の東側に沿って広がる稲沢操車場を含む約63.23ヘクタールの地域では、再開発が進行している。再開発の名称は公募で決定した「グリーン・スパーク稲沢21」。都市再生機構 (UR) が施行する「尾張西部都市拠点地区土地区画整理事業」と、稲沢市が施行する「下津陸田土地区画整理事業」の2つの土地区画整理事業からなる。 住宅用地には戸建て住宅や名鉄不動産による大型マンションなどが建設された。バブル期にはオフィスビルやホテルを誘致する構想もあったが、経済情勢の変化により開発規模は大幅に縮小された。2009年3月には大型商業施設「リーフウォーク稲沢」(MEGAドンキホーテUNY)がオープンしたが、駅から北へ約800メートルも離れた場所に立地していて、店の買い物客は大半が車利用である。また、東口の駅前広場に隣接する本来商業系用地であった広大な土地は芝生広場に転用され、業務系用地であったはずの土地にはパチンコ店(タイキ稲沢駅前店、東口に隣接)が進出している。 2003年4月7日には、愛知県道190号名古屋一宮線(旧国道22号線。通称岐阜街道・鮎鮨街道)と東口前を結ぶ道路の開通にあわせて、東口側の駅前広場やロータリーの供用が開始された。駅前広場には、D51形蒸気機関車の動輪を模したモニュメントが設置されている。 2006年1月までは、この空き地の一部を大日本プロレスが試合会場として使用し、毎回派手なデスマッチを繰り広げていた。シルク・ドゥ・ソレイユもここを利用し、「稲沢・新ビッグトップ」の会場名でサーカス公演を実施していたこともある。当地は中日ドラゴンズ本拠地ドームの建設候補地でもあった。 2020年9月、東口に豊田合成記念体育館エントリオが開館した。
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