秋田63号【アキタ63ゴウ】(食用作物)
登録番号 | 第12826号 | |
登録年月日 | 2005年 3月 14日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | 秋田63号 よみ:アキタ63ゴウ | |
品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 秋田県 | |
品種登録者の住所 | 秋田県秋田市山王四丁目1番1号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 斎藤正一、嶽石進、畠山俊彦、山本寅雄、児玉徹、眞崎聡、小玉郁子、川本朋彦、松本眞一、加藤武光、嶋貫和夫、池田直美、京谷薫、田口光雄、佐藤馨 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「北陸130号」(後の「オオチカラ」)に「秋田39号」(後の「あきた39」)を交配して育成された固定品種であり、育成地(秋田県河辺郡雄和町)における成熟期は晩生の早、玄米の大小が極大、収量が多の加工向きの水稲、粳種である。草型は中間、稈長はやや長、稈の細太はやや太、剛柔は中、止葉の直立の程度はやや立、葉身及び葉鞘の色は緑である。穂長はやや長、穂数及び粒着密度は中、穂型は紡錘状、穎色は黄白、ふ先色は黄白-黄、芒の有無と多少は稀、芒長は極短、芒色は黄白-黄である。玄米の形は細長、大小及び精玄米千粒重は極大、玄米の見かけの品質は中の下、光沢はやや不良、香りは無、腹白の多少は多、食味は中の中である。水稲・陸稲の別は水稲、粳・糯の別は粳、出穂期及び成熟期は晩生の早、障害型耐冷性はやや弱、穂発芽性は易、耐倒伏性は中、脱粒性は難、収量は多である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi-k,ta2である。アミロース含量はやや高、蛋白質含量は中である。「トヨニシキ」及び「あきたこまち」と比較して、玄米の形が細長いこと、精玄米千粒重が大きいこと、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi-k,ta2であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、昭和63年に秋田県農業試験場(秋田市、現河辺郡雄和町)において、「北陸130号」(後の「オオチカラ」)に「秋田39号」(後の「あきた39」)を交配し、平成2年に雑種第2代で個体選抜を行い、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、13年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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