福岡市における事業
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 23:01 UTC 版)
1966年に開業した福岡市のJR九州博多駅博多口の駅ビル「博多ステーションビル」で関連会社の博多井筒屋が営業していたが、2007年3月31日で九州新幹線博多駅延伸に伴うJR九州による博多駅再開発のため閉店した。同時に博多井筒屋社も解散した。2005年(平成17年)1月26日には社長名の文書で「新駅ビルへの核百貨店としての出店について前向きに検討したい」などと営業継続を求めた。しかし、2006年(平成18年)4月3日に、JR九州が、新博多駅ビルには阪急百貨店が進出にすることで正式に合意したことを発表した。これにより、補償金45億円で退去することとなった。 博多井筒屋閉店の際、井筒屋から発表・公開された文章の中で「新JR博多駅ビルでの営業は」と書かれており、当時から博多駅ビル以外での場所で再出店を示唆。その後2007年(平成19年)11月2日に博多リバレインイニミニマニモ地下2階部分に井筒屋本体による直営店舗「SALON DE IZUTSUYA U(サロン・ド・井筒屋・ユー)」として開店した。「大人の価値観にフィットする上質なセレクトショップ」をコンセプトとしていた。しかし、売り上げが伸び悩み、会社全体の経営も厳しい状況となったことから、「本拠(北九州)に経営資源を集中する」として、2009年(平成21年)3月30日に同年6月をもって閉店し、福岡市から事実上撤退すると発表した。閉店後は、特産品と九州産焼酎を扱う2店舗が引き続き営業している。
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