福光温泉とは? わかりやすく解説

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福光温泉

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/06 13:32 UTC 版)

福光温泉
温泉情報
所在地 富山県南砺市綱掛66
交通 E41 東海北陸道 福光ICから車で13分
泉質 ナトリウムカルシウム硫酸塩・塩化物泉
泉温(摂氏 32.6℃
湧出量 毎分160リットル
pH 7.89
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福光温泉(ふくみつおんせん)は、富山県南砺市綱掛66に所在する温泉

概要

小矢部川河畔の台地上にある温泉。近辺には本願寺8代蓮如が滞在したとの伝承もある善性寺が存在したが、昭和28年9月の13号台風で壊滅し、現在は碑文等が残されている。

歴史は古く、藩政期、加賀藩金沢城下町へ塩硝を運んだ道沿いに、露天風呂だけの温泉小屋が地域で利用されてきたという[1]。昔は小矢部川へ蛇谷川が合流する河原に温泉が湧き出ていたが、洪水で埋まっていた。1970年春に当時の福光町が老人保養センターを建設するため当地でボーリング調査をしたところ、深さ350 - 370m地点より温泉が湧き出た。その後、1972年11月15日に創業し、『老人福祉センター福寿荘』が開所した[2]

1982年、隣接の自然休養村管理センター(新館)が農林水産省の補助により増築され[3]、近くにあるアルミ会社の保養所(やまびこ荘、1973年開設)への送湯を開始した[4]

1988年には、両センターを結ぶ廊下部分が改築され、ポーチ部分が新設された。玄関の陶製タイル壁画は、地元彫刻家の得地秀生の作である[3]

泉質

温泉街

温浴施設の『福光老人福祉センター 福光温泉』のみが存在する[6]。食堂と貸部屋が完備されている。

脚注

注釈

  1. ^ a b ※いずれも効能はその効果を万人に保証するものではない。

出典

  1. ^ 『富山の日帰り湯 銭湯 サウナ 温泉 100』(2024年7月11日、北日本新聞社発行)125頁。
  2. ^ 『福光町史 下巻』(2011年3月25日、福光町発行)430頁。
  3. ^ a b 『富山いで湯風土記』(1989年9月1日、岡田正二著、北日本新聞社出版部発行)331頁。
  4. ^ 『富山お湯道楽ふるこ~す』(2003年4月7日初版、2004年4月7日増補、北日本新聞社発行)165頁。
  5. ^ a b c 『富山の日帰り湯 銭湯 サウナ 温泉 100』(2024年7月11日、北日本新聞社発行)143頁。
  6. ^ a b 『富山の日帰り湯 銭湯 サウナ 温泉 100』(2024年7月11日、北日本新聞社発行)125頁。

参考文献

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