神輿の準備と諏訪神社法楽
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 01:37 UTC 版)
「吉田の火祭」の記事における「神輿の準備と諏訪神社法楽」の解説
.mw-parser-output .thumbinner{display:flex;flex-direction:column}.mw-parser-output .trow{display:flex;flex-direction:row;clear:left;flex-wrap:wrap;width:100%;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .tsingle{margin:1px;float:left}.mw-parser-output .theader{clear:both;font-weight:bold;text-align:center;align-self:center;background-color:transparent;width:100%}.mw-parser-output .thumbcaption{background-color:transparent}.mw-parser-output .text-align-left{text-align:left}.mw-parser-output .text-align-right{text-align:right}.mw-parser-output .text-align-center{text-align:center}@media all and (max-width:720px){.mw-parser-output .thumbinner{width:100%!important;box-sizing:border-box;max-width:none!important;align-items:center}.mw-parser-output .trow{justify-content:center}.mw-parser-output .tsingle{float:none!important;max-width:100%!important;box-sizing:border-box;align-items:center}.mw-parser-output .trow>.thumbcaption{text-align:center}} 明神神輿。諏訪神社拝殿内部に安置されている。奥に本殿が見える。 御山神輿。重量は約1トンにも達する。 8月26日、吉田の火祭祭礼当日になると、午後3時開始の神事に先立つ最終準備が行われる。 朝9時、世話人は浅間神社に集まると、諏訪神社拝殿内に併設された神輿庫から2台の神輿を外に出して担ぎ棒を取り付ける。吉田の火祭で使用される神輿は2台ある。1台は明神神輿といい、現在のものは1990年(平成2年)に152年ぶりに新調された神輿で、以前はもっと小型の神輿であった。もう1台は赤富士をかたどった重量1トンにもなる巨大な山形の神輿で、一見すると到底神輿には見えない形状のものである。この富士山をかたどった神輿は、オヤマ(御山)、オヤマサン(御山さん)、ミカゲ(御影)、富士御影(以下、御山神輿と記述する。)などと呼ばれる。御山神輿は近世初頭の「御訴訟」の古文書にも富士山型の形状をした神輿の記載が見られ、その後も複数の古文書等に記されており、古くから明神、御山の2台の神輿が祭礼に関わっていたことが確認されている。 また同日午前10時頃から、古くから諏訪神社の祭祀に深く関わってきた、同じ上吉田地区内にある時宗西念寺住職により、神前読経による仏式法楽が行われる。西念寺住職をはじめとする3名の時宗僧侶は、氏子総代、世話人らに先導され諏訪神社の本殿前に並んで立ち、般若心経と阿弥陀経の読経を行う。読経が終わり僧侶らは社務所の直会へと退席するが、その際にも浅間神社拝殿の前で立ち止まり深々と頭を下げ神前に拝礼していく。このような神仏習合の姿が今日でも見られる。西念寺僧侶は26日午後の神輿渡御と、翌日27日の還幸時にも道路端まで出向いて迎え読経を行う。なお、西念寺住職家で身内に不幸があった場合、やはりブクがかかることになるので、法楽を務めることができず、このような場合には、同宗の他寺院から僧侶を招いて代行される。
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