神輿の合体
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/04/29 05:39 UTC 版)
駅前や宮入前の見せ場では他の町会(同町会の男神輿と女神輿なども)神輿同士が2基、3基、4基と合体(ちょうちん祭りでは最大6基)することがあり、これも小田原流の特徴の1つである。最近では以前より見られる場面は減ったが、5月5日の昼過ぎの小田原駅前や松原神社の宮入り前(19:00~20:30頃)の青物町で多く見られる。 合体する経緯としては『事前の打ち合わせ』の場合もあるが、『たまたま進行方向が同じ』であったり、『友人が居た』などなりゆきで合体することも多くある。 欠点1:道幅が必要な事である。 欠点2:ご祝儀が1本の場合、現金なら分配可能だが、物であった場合は対応に難儀する。 利点1「合理的理由」同一進行方向に神輿が複数基いた場合、1基ずつバラバラに商店や民家に跳ぶよりも合体した方が車の交通にも都合が良く、交通整理をする人員にも余裕が生まれる。(1基に3人の交通要員がいる場合、2基合体した時は6人で交通整理ができる) 利点2「精神的理由」何よりも担ぎ手同士に強烈な連帯感が生まれ、観客も盛り上がる。 有名なのは古新宿・千度小路の龍宮神社である。 合体時の動きは基本的に1基の時と同じであるが、道幅いっぱいに左右に橫移動しながら進む動きが顕著に出る。また、交差点で走りながら曲がる際、後部を流しながら斜めに駆け抜けて行く様はそれぞれ車のバーンアウトとドリフトの動きに似ている。 合体方法は組む側の外棒の担ぎ手がそれぞれ内側に入り、柱を合わせる。高さが揃ったところで2本の柱をまとめて担ぎ上げる。
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