神童と呼ばれた時代
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/12 01:51 UTC 版)
「フレディー・アドゥー」の記事における「神童と呼ばれた時代」の解説
ガーナの首都アクラ郊外の港町・テマで生まれる。幼児期から大人たちに交じってボールを蹴っていたという。8歳の時、母親のグリーンカード取得を期に、家族でアメリカ・ワシントンD.C.に移り住んだ。 その後メリーランド州の私立校に通いながら、選手育成プログラム (U.S. Olympic Development Program) に参加し、本格的にサッカーを学ぶ。この頃、ある大会に出場したフレディーに目をつけたイタリアのインテルから数十万ドルの契約を持ちかけられたが、この時は母親が断った。 2002年1月、12歳でフロリダ州のIMGサッカーアカデミーに入所。2003年8月に開かれたU-17世界選手権にアメリカ代表として出場し4ゴールを挙げる活躍を見せると、そのわずか3か月後にはワールドユース選手権にも飛び級で出場。当時14歳という新星の登場は、世界中から注目された。 2004年、メジャーリーグサッカー (MLS) のMLSスーパードラフトを経て、D.C. ユナイテッドとプロ選手契約を交わす。同年4月3日には、MLS2004年シーズン開幕戦となる対サンノゼ・アースクエイクス戦で後半途中から出場しプロデビュー戦を飾った。当時14歳10か月という年齢は、1887年から続くアメリカの全プロスポーツの歴史上で最も若い記録である。また2週間後の4月27日には、対メトロスターズ戦でプロ初ゴールを挙げた。 プロ1年目の2004年シーズンは全30試合に出場し、5得点と3アシストを記録。同年のMLSカップ優勝に貢献した。その後もチームの主力選手として活躍し、"Player of the Week" や "Goal of the Week" 賞に複数回選ばれたほか、過去特別推薦枠でMLSのオールスターチームに選ばれるなど、その実力は10代にしてリーグトップクラスとも評価されていた。また2006年シーズンはミッドフィールダーとして起用される機会も増え、守備面での成長も見られるようになった。
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