社内でのコードネーム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/15 03:12 UTC 版)
「AMD K10」の記事における「社内でのコードネーム」の解説
2006年11月の時点で、今後のデスクトップ向けのコードネームが Agena, Agena FX であり、コアの速度が 2.4GHz - 2.9GHz の範囲で、コアごとの 512KB の L2 キャッシュ、2MB の L3 キャッシュ、HyperTransport 3.0を用い、TDP が 125W であることがいくつかの報告によりリークされた。 最近の報告では、シングルコアのバージョン(コードネームSpica)とデュアルコアで L3 あり/なし(それぞれコードネームKumaとRana)が用意されている。これらは同じマイクロアーキテクチャの製品群である。 2006年12月14日に開催された AMD Day 2006 の期間に、AMD はサーバ、デスクトップ、モバイルプロセッサの公式なスケジュールを発表した。サーバセグメントでは、AMD は新たなアーキテクチャに基づくコードネーム"Barcelona"、"Budapest"という二つの新しいプロセッサをそれぞれ 1-way 以上、および 1way 向けに発表する。デスクトップはプロセッサのラインアップ全体を見直す。65nmの製造プロセスに基づくシングルコアの"Lima"は 2007Q1 に登場し、Sempron の65nmプロセスでのアップデート Sparta は 2007年Q2 に登場する。2007年後半に、前述のコンシューマー向けクアッドコアシリーズのために設計されたHyperTransport 3.0 と Socket AM2+ が発表され、以降命名規則が(2007年半ばまでの)都市の名前から星や星座の名前、たとえば Agena に変更される。さらに、AMD Quad FX platform とすぐ次のプラットフォームはAgena FX というコードネームのエンスージアスト向けデュアルプロセッサ版をサポートし、AMD Quad FX platform向けのプロセッサ製品ラインを更新する。コードネームBarcelonaのサーバチップと同様、新しいデスクトップのクアッドコアシリーズは共有 L3 キャッシュ、128bit の浮動小数点演算ユニットと改良されたマイクロアーキテクチャを備える。Agenaはデスクトップ向けのネイティブクアッドコアプロセッサである。デュアルコア版の Kuma はQ3 に、L3 キャッシュがないデュアルコアの Rana は年末になることが期待されている。
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