石川勝久とは? わかりやすく解説

石川勝久

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/08 20:31 UTC 版)

石川 勝久
別名 ばび〜
生誕 10月9日
出身地 日本山形県
学歴 日本電子専門学校卒業
ジャンル ゲームミュージック効果音
職業 サウンドディレクター効果音制作者、作詞家編曲家演奏家
担当楽器 キーボードボーカル
活動期間 1990年 -
共同作業者 ZUNTATA

石川 勝久(いしかわ かつひさ、10月9日[1] - )は、おもにコンピュータゲームサウンドディレクターとして知られる、日本効果音制作者、作詞家編曲家演奏家山形県立寒河江高等学校日本電子専門学校サウンドクリエイティブ科卒。愛称は「ばび〜」。

略歴

中学生の頃からバンド活動を開始。高校時代にアーケードゲームFM音源に触れ、セガカルテット』やカプコンセクションZ』などを契機にゲームミュージックに興味を抱く。当初はレコーディング・エンジニアを志し、日本電子専門学校に進学[2]

1990年タイトーに企画職として入社[3]。その後サウンドチーム(ZUNTATA)に所属し、『メタルブラック』の効果音でデビュー[2]。以降もアーケードゲームを中心に効果音を制作し、1996年の『サイキックフォース』からはサウンドディレクションも行う[4]

ZUNTATAではライブ時にキーボーディストとして演奏するほか、1995年にHAGGY、KAMATYらとユニット「ZUNTATA-J.A.M.(Junkie As Machine)」を結成。1997年の『電車でGO!』のテーマソング「J.A.M.の電車で電車でGO!GO!GO!」ではボーカルを務めて好評を博す[5]。また、ライブやイベント、「ZUNTATA NIGHT」などのインターネット生配信においては、進行役を務めることも多い。

メンバー変遷の激しいZUNTATAにあって長年在籍し続けており、2015年には小倉久佳を抜いて在籍期間が歴代最長のメンバーとなった[6]。前任の内田哉の退社後は、ZUNTATAの5代目リーダーに就任(現任)。

人物

  • 作曲はほとんど行わない。タイトー入社後は、サウンド開発への配置転換時の研修にて「春夏秋冬」をテーマにした課題曲を作った[3]ほかは、商用タイトルでは1曲のみ(後述)。
  • 無類のゲーム音源チップマニアで、イベントやインターネット生配信などでも、たびたび蘊蓄を披露する。
  • 愛称の「ばび〜」は、タイトーのゲーム『レインボーアイランド』の主人公・バビーが由来という俗説があるが、当人によって否定されている[7]。なお、本当の由来は当人曰く、「内緒にしておいた方が面白いのでナイショ」とのこと[8]。ちなみに、1992年発売のスーパーファミコン版『ハットトリックヒーロー』では、「ISHI BABIO」という名前でクレジットされている。
  • ZUNTATAのスポークスパーソンも担当しており、各種公式オンラインメディア(Webサイト「Z-Field」、TwitterFacebook)の制作・更新も行っている[9]

おもな作品

サウンドディレクション

効果音製作

作詞

  • J.A.M.の電車で電車でGO!GO!GO!(PlayStation版『電車でGO!』テレビCMソング)
  • 明日へのチケット(PlayStation版『電車でGO!名古屋鉄道編』イメージソング])
  • 輝きを忘れないで(PlayStation版『サイキックフォースパズル大戦』テーマソング)
  • 微笑みを追いかけて(PlayStation版『プチカラット』イメージソング)
  • 電車で電車でGO!GO!GO!れぼりゅ〜しょん(『電車でGO!』10周年記念ソング)

歌唱

  • J.A.M.の電車で電車でGO!GO!GO!
  • 明日へのチケット
  • LOVE特急こまち(PlayStation版『電車でGO!2高速編』テーマソング)
  • 電車deアミーゴ!

作曲

  • サイバーステラ(大型筐体「IDYA」用ゲーム)
    • ステージ前BGM[10]

脚注

  1. ^ babi_zttのツイート(652468623219404800)
  2. ^ a b ゲームの「音屋さん」になるための心得、タイトー「ZUNTATA」インタビュー”. GIGAZINE (2011年9月2日). 2015年11月10日閲覧。
  3. ^ a b タイトーサウンドチーム「ZUNTATA」を彩った8人が語る25周年記念インタビュー”. GIGAZINE (2012年10月24日). 2015年11月10日閲覧。
  4. ^ サウンドワールド・オブ・サイキックフォース”. TAITO SOUND TEAM“ZUNTATA”OFFICIAL SITE. 2015年11月12日閲覧。
  5. ^ その4:新生ZUNTATAライブ、3月6日開催!│変わらないZUNTATAの魅力[2083WEB]”. ゲーム音楽コンサートのポータルサイト - 2083WEB. 2015年11月10日閲覧。
  6. ^ 小倉の在籍期間は1983年〜2007年の24年間。
  7. ^ babi_zttのツイート(639732549393055744)
  8. ^ babi_zttのツイート(639747008991858688)
  9. ^ ゲームミュージックの祭典「JAPAN GAME MUSIC FESTIVAL2013」ZUNTATAステージレポート!”. TAITO SOUND TEAM“ZUNTATA”OFFICIAL SITE. 2015年11月10日閲覧。
  10. ^ アルバム『reZonance world 〜ZUNTATA 30th ANNIVERSARY〜』収録

外部リンク

ばび〜 /石川勝久 (@babi_ztt) - Twitter


石川勝久(ばび〜)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 07:06 UTC 版)

ZUNTATA」の記事における「石川勝久(ばび〜)」の解説

5代目リーダー担当効果音の製作やサウンドディレクションが中心で、作編曲行わないまた、イベントネット配信ではMC務めるほか、ライブではショルダーキーボード担当。ZUNTATA-J.A.M.の一人で、「電車電車でGO!GO!GO!」等ではボーカル務める。

※この「石川勝久(ばび〜)」の解説は、「ZUNTATA」の解説の一部です。
「石川勝久(ばび〜)」を含む「ZUNTATA」の記事については、「ZUNTATA」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「石川勝久」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「石川勝久」の関連用語

石川勝久のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



石川勝久のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの石川勝久 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、WikipediaのZUNTATA (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS