盗跖一味
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/26 00:42 UTC 版)
「達人伝-9万里を風に乗り-」の記事における「盗跖一味」の解説
盗跖(八代目)(とう せき) 「天下の大盗」と呼ばれる盗賊の首領「盗跖」の名を継ぐ八代目。大勢の部下を従える裏社会の顔役であり権勢がある。十二支を大呼しつつ自由奔放かつ圧倒的な武を振るう。秦の強勢とその暗い治世を嫌っており、荘丹に共鳴し孟嘗君を紹介する。長平の戦いに参加し、流氓軍の隊長として趙軍の一角で遊撃隊となるが、白起と渡り合い戦死。その名は玄修に引き継がれることになる。 玄修(げん しゅう)→ 盗跖(九代目) 荘丹の親友・玄信の次子。父の遺志を継ぎ立派な武人に成長し長平で荘丹と再会する。白起との激闘の末に亡くなった盗跖の後を継ぐために、兄の玄峻らとは袂を分かち、後に盗跖の九代目を襲名して秦が各国より奪った宝物を狙う大盗となる。 秦軍追撃戦の最中に配下と共に現れ、荘丹たち連合軍に加勢する。丹の三侠と交戦中だった鯨骨を討ち果たすが、その直後に政の手にかかって最期を遂げる。 盗扇(とう せん)→ 盗跖(十代目)= 盗跖の妹。自らを孟嘗君の妻と騙ったことで、荘丹・無名と包丁が知り合うきっかけとなり、さらに無名を気に入り連れ帰ったことで、盗跖と荘丹が出会うきっかけを作る。 秦との戦いへと出征しようとする九代目に「兄から受け継いだ生命」を所望し、その子を身籠る。九代目の死を受け、十代目となる。 謀幹(ぼう かん) 盗跖の参謀。かつては秦王に仕えていた有能な軍師だったが、諫言が受け入れられず左目を焼かれ放逐された。丹の三侠に天下の趨勢を熱く講義する。盗跖と共に長平の戦いに参加。一時は副将を失った廉頗の参謀役を務めるが、盗跖の死後は九代目として育てるべく、玄修と共に戦場から帰還する。玄修の首領として立派に成長した姿を見届けたのち満足の内に病死する。 魁(かい) 盗跖の古参の部下4名の一人。秦において九代目盗跖と共に捕まり牢に入れられる。
※この「盗跖一味」の解説は、「達人伝-9万里を風に乗り-」の解説の一部です。
「盗跖一味」を含む「達人伝-9万里を風に乗り-」の記事については、「達人伝-9万里を風に乗り-」の概要を参照ください。
- 盗跖一味のページへのリンク