皮膚炎の症状
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/26 01:36 UTC 版)
乳児湿疹と混同される場合もある。その炎症は頭部に始まり、次第に顔面に及ぶ。そして体幹、手足に下降状に広がる。 幼児期-学童期には、肘窩や膝窩などの関節の屈側に病変が生じ易く、耳介の下部が裂けるような症状(耳切れ)を呈する。 思春期以後は、広範囲にわたり乾いた慢性湿疹の症状を呈する。 眉毛の外側が薄くなる(ヘルトゲ兆候)。 発赤した皮膚をなぞると、しばらくしてなぞったあとが白くなる(白色皮膚描記)。 乾燥して表面が白い粉を吹いたようになり、強い痒みを伴う 赤い湿疹、結節などができ、激しい痒みを伴う。痒疹を伴うこともある。 湿潤した局面から組織液が浸出することがある。 慢性化すると、鳥肌だったようにザラザラしたものができ、皮膚が次第に厚くなる。 しこりのあるイボ状の痒疹ができることがあり、この場合難治性である。イボになることもある。 思春期以降は、手指に症状が表れ易くなり、爪元から第二関節あたりが特に酷く荒れやすい 児童期が湿潤型、思春期以降は乾燥型の皮膚炎を起こす 湿潤型は主に首周りや肘膝関節裏、乾燥型は頭皮、額、肩、内腿、内腕に発症し易いのが特徴である。また乾燥型に切り替わるとき、湿潤型の症状は軽快する傾向がある。
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