発見の歴史と分類
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「エウオプロケファルス」の記事における「発見の歴史と分類」の解説
1902年、古生物学者ローレンス・モリス・ランベにより最初の標本(模式標本)が発見され、学名として Stereocephalus (ステレオケファルス)を提案されたが、その名前は既に昆虫の学名に使用されていたため、1910年、Euoplocephalus に変更された。 この新しい学名は10報以上の正式な科学文献にスペルミスによる誤った方法で記載されている。 またエウオプロケファルスはかつて一度アンキロサウルスと同属であると考えられたこともある。 模式種がエウオプロケファルス・トゥトゥス (E.tutus)、2番目の種がエウオプロケファルス・アクトスクアメウス (E.acutosquameus) である。 E.acutosquameus は、元々1924年にウィリアム・パークス(英語版)によって発見されディオプロサウルス(Dyoplosaurus) と命名されたものである。 また、かつて尾の棍棒にとげを持つ姿で復元されたスコロサウルス (Scolosaurus) はとげの位置の復元が間違っており、実際はエウオプロケファルスであったことが指摘されたが、2013年にディオプロサウルス、アノドントサウルスと共にエウオプロケファルスとは異なる属として改めて記載された。また、現在タルキア属 (Tarchia) とアンキロサウルス属とされている標本の中にはエウオプロケファルスの種が含まれていると考えられている。 エウオプロケファルスの化石は40人以上によってカナダ、アルバータ州および、アメリカ、モンタナ州で発見されている。
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発見の歴史と分類
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「アカンプトネクテス」の記事における「発見の歴史と分類」の解説
最初にして最も完全なアカンプトネクテスの標本は1958年にイングランドのノース・ヨークシャーの Speeton Clay 層で発見されたが、公式には公表されなかった。当時その標本を記載した研究者はその化石をオフタルモサウルス科の別の魚竜であるプラティプテリギウスの新種とみなした。2003年にドイツのクレムリンゲンでオフタルモサウルス科の魚竜が新たに発見された。これは新たな分類群に属することが判明し、新標本特有の形質は1958年に Speeton Ckay 層で発見されたプラティプテリギウスにも存在すると分かった。1985年には Speeton Clay 層から2番目の標本が発見されており、最終的にこれら3つの標本を研究した科学者が協力し、1958年のオリジナルの標本(明らかにプラティプテリギウスを代表するものではないとして断定された)を模式標本に、後の2つを従基準標本に用いて2012年にアカンプトネクテスが命名された。1909年に記載された Ichthyosaurus brunsvicensis は、2012年の研究において Cf. Acamptonectes とみなされた。 下のクラドグラムは Fischer らの2013年の論文に基づく。 トゥンノサウルス類 イクチオサウルス ステノプテリギウス チャカイコサウルス オフタルモサウルス科 アースロプテリギウス * オフタルモサウルス亜科 レニニア モレサウルス オフタルモサウルス バプタノドン ("O." natans) アカンプトネクテス プラティプテリギウス亜科 ブラキプテリギウス マイアスポンディルス アエギロサウルス スヴェルトネクテス プラティプテリギウス・ヘルキニクス カイプリサウルス アサバスカサウルス プラティプテリギウス・アウストラリス(=Longirostria)
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