番数に関するトピックス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/13 20:46 UTC 版)
中国の京滬高速鉄道の徐州東駅北京側には42番分岐器がある。 高崎駅付近での上越新幹線(下り線)と北陸新幹線の分岐や、成田湯川駅(京成成田スカイアクセス線)の成田空港方の分岐に使用されている38番分岐器は、分岐側の通過速度が日本最速の160 km/hである(前者は新幹線の本線同士の分岐、後者は160 km/h運転区間における単線と複線の分岐)。 JR北海道では石勝線高速化の際に楓駅(現楓信号場)に日本で初めて20番弾性両開き曲線クロッシング分岐器を設置し、両開き分岐器最高の通過速度120 km/hを実現した。 特殊狭軌線(軌間762 mm)である三岐鉄道北勢線では東員駅等で新たに12番片開き分岐器を導入したものの、軌間の制約もあって分岐線側通過制限速度は25 km/hにとどまっている(参考:JR在来線等の12番分岐器の分岐側制限速度は45 km/h)。 ヨーロッパの高速鉄道などの動力集中式の列車では、動力分散式に比べて加速・減速の度合いが小さい。したがって分岐器を高速で通過するため、番数の大きい分岐器が使用される。TGVの番数65番の高速分岐器はノーズ可動式で、LGV上の高速渡り線に使われ、直進側300 km/h、分岐側220 km/hで通過可能だが、転轍器の構造が複雑で高価な上、メンテナンスの費用が高額である。
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