生産と戦歴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/06 06:09 UTC 版)
S35の先行量産型にあたる4輌のAC4は、1936年1月に第4胸甲騎兵連隊(4e Cuirassiers)に配備された。1938年半ばには100輌が生産されており、1939年9月1日のドイツによるポーランド侵攻開始時には270輌が生産済みで、うち246輌が供給済みであった。同日付で191輌が部隊で就役しており、51輌は集積所に、4輌はオーバーホールのために工場に返送されていた。開戦後、4度目の発注として200輌が追加され、総発注数は700輌となった。後に、451号車以降は改良型のS40とすることが決定された。実際には、1940年6月までの生産量は試作車、先行量産型を含めて430輌であった。 1940年5月のドイツによるフランス侵攻の開始時、約300輌が一線部隊、騎兵科の3個軽機械化師団(Divisions Légères Mécaniques=DLM)に配備されていた。各師団には各10輌のS35を持つ8個中隊(squadron)があり、さらに予備車両、旅団・連隊長車が配備されていた。また開戦後に、備蓄車両がいくつかの臨時編成の部隊に引き渡された。シャルル・ド・ゴール指揮下の第4機甲師団(4ème DCR)には39輌、第4軽機械化師団(4ème DLM)に10輌などである。
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