生化高等学校生徒
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/13 17:59 UTC 版)
「名無しは一体誰でしょう?」の記事における「生化高等学校生徒」の解説
武羽 流星(たけば りゅうせい) 本作の主人公。生化高校普通科。気がつくと翔寺の殺人現場におり、記憶喪失になっていた。自分の記憶を取り戻すため、生化高校に通いながら情報を引き出している。ツインテールについて熱く語る一幕があるが、曰く記憶喪失前の自身の趣味だと主張している。 なお、他の記憶喪失者もそうだが、失っているのはエピソード記憶と呼ばれるもののみで、日常生活には支障がない(経験による癖などは忘れている)。記憶喪失以前の様子をホームビデオなどで学習し、それを真似ることで記憶喪失であることを隠している。しかし、エピソード記憶の全損によって思い出に対する執着心が欠けてしまっており、家族の安否に関しても無感情である自分を恐れている。 サバイバル能力、推理能力、記憶力に長けており、様々な分野の知識が豊富。その一方で、身体能力はさほど高くなく、そのためか、翔寺の身体能力を恐れている。 その正体は『正義の庭』の名前持ちの『VOID』だった。少なくとも熊角・JaiL・八夜・しろとは面識があり、熊角・JaiLからはその知能から「怪物」とすら称される。しろの話によると、普段は残酷なほど冷静だがいざと言うときは自分より仲間を優先する情に篤い一面も持っていた模様。 終盤、「名無し」の計画によって記憶喪失になっていたことが判明。なお、自宅に計画の謎に迫る鍵となるものを隠していたことから、計画の内容及び自分がターゲットになっていることを把握していた可能性がある。 両親は世界一周旅行へ行っている。しかし、零堂の両親共々練炭自殺していたことが判明した。この件に関しては詳細は不明。 翔寺 束(かけるじ たばね) 生化高校普通科。武羽と同じく記憶喪失であり、スーツ姿の男性を刺していた。学校では武羽の隣の席に座っている。杏仁豆腐が嫌い。左利きである。髪はロング。掴み所がなく表情はほとんど動かないが、豪胆を超えて暴力的。 柔道部に所属しており、デブにジャーマンスープレックスをたたき込めるほど身体能力が高い。肉体労働担当で学業も優秀。お化けが苦手な模様。 力尽くでも手をつないで帰ろうとするなど、いつも武羽に甘えようとする(真意を測り兼ねている武羽からは恐々とされているが)。また、武羽に害を為そうとするものは容赦なく攻撃を仕掛け、ツインテール好きと知るやすぐにツインテールにしたりと好意を抱いている様子を多々見せている。 記憶喪失になったのは、武羽に向けられた仕掛けのとばっちりであった模様。そのためか、正義の庭の人間はついでに殺そうとはしても彼女にフォーカスを当てていることはまずない。記憶喪失になる直前、どんな経緯でJaiLを刺したのかは不明。 デブ 武羽の友人。本名不明。皆にデブと呼ばれている。将来はホストになるのが夢らしい。ゴミ捨ての際にゴミ箱ごと捨てるなど漢気に溢れている。ポニーテール好き。 金髪 武羽の友人。デブと同じく、本名は不明。
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