現象判断のパラドックス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/23 15:59 UTC 版)
現象判断のパラドックス(げんしょうはんだんのパラドックス、英:Paradox of phenomenal judgement)とは、哲学の一分科である心の哲学という分野において議論されるパラドックス。現象報告のパラドックスとも呼ばれる[1]。意識の主観的・経験的側面である現象意識またはクオリアに関する問題(意識のハード・プロブレム)について議論する文脈で登場するパラドックスで、主に物的一元論的な立場から、二元論的な立場全般を批判するのに使用される。
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- ^ a b 青山拓央, 「現象報告のパラドックス」, 研究プロジェクト報告書101号 『主体概念の再検討』, 千葉大学大学院社会文化科学研究科, 永井均編, pp. 1-5, 2005. 3.
- ^ 美濃正 「心的因果の可能性をめぐって:因果的排除論証に対する諸反応」 応用哲学会 (2009)
- ^ チャーマーズ『意識する心』 第6章 「意識と認知のコヒーレンス」pp.267-305
- 1 現象判断のパラドックスとは
- 2 現象判断のパラドックスの概要
- 3 参考文献
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