現実世界のふたなり
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/31 17:02 UTC 版)
先天的なものに半陰陽がある。ただし、それぞれの性器の発達が中途半端なことも多く、本人の性的志向もさまざまで、創作物の作った行き過ぎたイメージとは一致しない。 ニューハーフと呼ばれる職業トランスジェンダーの人々は、顧客の需要や性別適合手術の大変さから男根を残したまま女装や女体化を行う場合が多い。一般の女性ではなく、ニューハーフとの交際を望んだり、専門風俗店に訪れる顧客は男根と女性化した体の組み合わせを望む場合が多いのである。また、性別適合手術は戸籍変更が可能などのメリットがあるものの、手術の費用やリスクがある上に、術後のメンテナンスを日常的に行い、人工膣の癒着や雑菌繁殖を防ぐ必要があり、負担が大きい。そのため、あえて性別適合手術を行わない者も多い。 アダルトビデオに出演するふたなり女優は、ニューハーフや特殊メイクによるフェイクが多いと思われる。近年のアダルトビデオでは「ふたなりモノ」は定番のシチュエーションのひとつとなっており、多くは「レズモノ」の一種である。また「ふたなりの女性」自体にある種の性的欲求を求めるような趣向の作品もある。これらはふたなり専門のAV女優が演じるというより、人気AV女優がさまざまなシチュエーションをこなしていくなかで普通に「ふたなりモノ」に出演していることから、樹脂製男性器を装着するベルト状の下着(いわゆるペニバン)を使用している事例が多い。AVでは女優がつくりものの男性器をつけているような場合でも、モザイクがかけられていることが多い。作品によっては(擬似的に)射精する描写もあることから、それなりにこだわった装具が使われている。
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