現在の陸軍航空隊
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「陸軍航空隊 (イギリス)」の記事における「現在の陸軍航空隊」の解説
1957年、グライダーパイロット・落下傘連隊は落下傘連隊とグライダーパイロット連隊に改名し、航空観測飛行隊と統合されて新たな陸軍航空隊が編成された。 1970年以降、ほぼすべての陸軍旅団は通常12機の航空機で構成される飛行部隊を少なくとも1個持っていた。1970年代の主力ヘリコプターはスカウトまたはスーであった。この戦力は、1977年のリンクスヘリコプターと非武装型ガゼルの導入によって速やかに増強された。 ヘリコプターの操縦訓練は1970年代はスー、1980年代から1990年代はガゼルによって行われ、現在はスクィレルによって行われている。 AAC部隊の運用する固定翼機は観測および連絡用のオースター AOP.6とAOP.9、それにビーバー AL.1であった。1989年以降は監視および軽輸送任務のために多数のブリテン・ノーマン アイランダーとディフェンダーを運用した。練習機としてはチップマンク T.10練習機を使用したが1990年代にスリングスビー ファイアフライT-67と交替した。 陸軍航空隊戦力の更なる拡大は、アパッチ AH1攻撃ヘリコプターの導入であった。2006年、イギリスのアパッチはNATOの国際治安支援部隊の一部としてアフガニスタンで任務に就いた。 2007年7月、4機のビーチクラフト キングエア 350ERs(軍の呼称は「シャドウ R1」)にアフガニスタンにおける監視任務の命令が下された。同機は当時使用されていたアイランダーよりも非常に有用であったが、運用はイギリス空軍が行った。 2010年2月現在のカーネル・イン・チーフはチャールズ皇太子、連隊長はアドレイン・ジョン・ブラッドショウ(Adrian John Bradshaw)少将、副連隊長(Deputy Colonel Commandant)は第6代ウェストミンスター公爵ジェラルド・キャベンディシュ・グロブナー少将が務めている。
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