玉野五十鈴の誉れとは? わかりやすく解説

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玉野五十鈴の誉れ

作者米澤穂信

収載図書儚い羊たちの祝宴
出版社新潮社
刊行年月2008.11


玉野五十鈴の誉れ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/10/18 01:22 UTC 版)

儚い羊たちの祝宴」の記事における「玉野五十鈴の誉れ」の解説

初出:『Story Seller2008年spring(『小説新潮2008年5月号別冊高台寺屋敷をそびえ立たせる小栗家の長女・純香は、小栗家の絶対権力者である祖母から玉野五十鈴という従者与えられる最初戸惑うものの主従関係ながらも純香と五十鈴心を許しあい、教養見識そしてしたたかさ教えてくれる五十鈴存在は純香にとってかけがえのないものとなった。そして、祖母言い包め五十鈴と共に大学進学し、「バベルの会」に入会した純香だったが、父の伯父強盗殺人犯したことにより純香と五十鈴順風満帆な生活は音を立てて崩れ去っていく。 小栗 純香(おぐり すみか) 小栗家長女。勉学を好む内向的な性格で、身分つり合いを気にする祖母圧力一人友達がいない。自分の傍にいてくれる五十鈴慕い、彼女の影響小説興味持ち祖母意見するほどの勇気を出すようになる玉野 五十鈴たまの いすず) 純香付きの使用人小栗家の人間に対しては我を殺し忠実な態度使える完璧な使用人だが、料理出来ないという欠点があり、純香にからかわれ気味に「はじめちょろちょろ、中ぱっぱ」とご飯炊き方を教わっている。小説嗜む利発な女性で、純香がしたたかさ覚えきっかけ作る純香の祖母 小栗当主祖父が純香が産まれる前に死に、その祖父に代わって小栗家の最高権力者として多大な発言力発揮する自身息子たち戦争や病、事故亡くしたことに引け目感じているが、小栗家の跡取りとなる男子欲している。しばしば漢籍格言引用して物事を語る。 小栗 香子(おぐり きょうこ) 純香の母。生気抜かれかのように覇気無く自身の母にあたる祖母に従わされる様子見せる。また、男子を産むように無言の圧力包まれている。 純香の父 香子の夫で婿養子旧姓蜂谷柔和な性格だが婿養子であるため影が薄く祖母には毛ほどにも存在気に掛けられていない

※この「玉野五十鈴の誉れ」の解説は、「儚い羊たちの祝宴」の解説の一部です。
「玉野五十鈴の誉れ」を含む「儚い羊たちの祝宴」の記事については、「儚い羊たちの祝宴」の概要を参照ください。

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