独立戦争と建軍
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1948年5月14日、委任統治の終了とともにイスラエル独立宣言が発せられた。これに対し、アラブ連盟が直ちに戦争を宣言、翌日より侵攻を開始して、第一次中東戦争が勃発した。第一次休戦の間に既存の武装組織からイスラエル国防軍への統合改編が進められ、5月28日にはパルヤムもその海軍部隊として合流した。 この時点で、イスラエル海軍は、イギリス海軍の経験者だけでは足りず、不法移民輸送の経験者まで含めて人員350名と、旗艦となる初代「エイラート」を含む貨物船3隻、モーター・ボート若干を擁するのみであり、貨物船の武装はM1906 65mm山砲と木製の偽砲程度、強く見せるために木製の偽装煙突を設置している状況であった。これに対し、アラブ海軍はイギリス軍の訓練を受け、大型掃海艇や輸送艦など45隻の艦隊を擁していた。 この状況に対し、イスラエル海軍は、パルマッハ以来のコマンド作戦で対抗した。爆装特攻艇により大型輸送艦を撃沈、大型掃海艇を大破させて以降、エジプト海軍の活動は消極化した。また海外でも、シリア向け武器を搭載した貨物船に対し、コマンド部隊がイタリア港内で爆破したりシージャックしたりするなど、不正規戦争を展開した。
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