特定の3候補に偏った報道
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/23 02:31 UTC 版)
「2016年東京都知事選挙」の記事における「特定の3候補に偏った報道」の解説
今回の東京都知事選の選挙期間中、各報道機関が、候補者21人中、増田寛也・小池百合子・鳥越俊太郎の3候補に偏った報道が目立ったことが一部の候補者から問題視された。「泡沫候補」扱いされた候補者の中には閣僚経験者もいた。幸福実現党の調査によると、7月18日から22日までの民放の主要ニュース4番組(『NEWS ZERO』(日本テレビ)・『報道ステーション』(テレビ朝日)・『NEWS23』(TBS)・『ユアタイム〜あなたの時間〜』(フジテレビ))のうち、主要候補以外を取り上げた時間がわずか3%にとどまるという。 7月23日に自由報道協会にて6候補(立花・中川・七海・上杉・山口・マック)による会見が行われ、25日に都選挙管理委員会と都庁記者クラブに対し「不平等な報道は公職選挙法と日本国憲法第14条に反するのではないか」という趣旨の抗議文を提出する意向を示す。 7月25日には山口・上杉・中川の3候補の呼びかけにより「政策を演説・討論する場を設けたかった」(山口)として新宿駅前にて合同演説会を行い、「主要候補」とされる小池を含め計12人が参加した。山口によると、「主要候補」3人にも声を掛けたが、小池のみが応じたという。 7月27日には上杉・立花・七海・マック・内藤の5候補が自由報道協会にて会見を開き、連名でテレビ東京を除く在京の民放キー局(日本テレビ・テレビ朝日・TBS・フジテレビ)と放送倫理・番組向上機構(BPO)に、報道姿勢を改めるよう求める連名の要求書・請求書を送ったと発表した。この要請があった27日から29日にかけて指摘のあった4番組のうち、『ユアタイム』を除く3番組において増田・小池・鳥越の3候補を除く18候補の選挙活動を報じている。
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