物質誘発性気分障害
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/04 04:02 UTC 版)
気分障害は、その病因が向精神薬やほかの化学物質の直接の生理作用にさかのぼることが可能な場合、あるいは物質の毒性や離脱と同時に生じた気分障害は、物質誘発性に分類される。気分障害が物質使用障害と併発している場合もである。物質誘発性気分障害は、躁、軽躁、混合、あるいはうつ病エピソードの特徴を有する。多くの物質は多様な気分障害を生じさせることができる。例として、アンフェタミン、メタンフェタミン、コカインのような覚醒剤は躁や軽躁、混合状態、うつ病のエピソードの原因となることが可能である。 DSM-5では、物質・医薬品誘発性抑うつ障害、物質・医薬品誘発性双極性障害および関連障害に分けられる。 DSM-IVでは例として以下が挙げられる。 電気痙攣療法は治療に伴って生じる。 中毒: アルコール、アンフェタミンやその関連物質、コカイン、鎮静剤、催眠剤、抗不安薬 離脱: アルコール、アンフェタミンやその関連物質、コカイン、鎮静剤、催眠剤、抗不安薬 ほかに、麻酔薬、鎮痛薬、抗コリン薬、ベンゾジアゼピン、抗精神病薬、筋弛緩剤、ステロイド、また重金属や、毒物ではガソリンなど有機溶剤、殺虫剤、神経ガス。
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物質誘発性気分障害
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/21 08:42 UTC 版)
詳細は「物質誘発性気分障害」を参照 鬱や躁は薬物によっても引き起こされる。軽躁状態は、抗うつ薬によって引き起こされることがある。リチウムの副作用は、甲状腺の機能低下を介して抑うつ症状を引き起こすことがある。アルコールやベンゾジアゼピン系の薬は、その離脱が長期化した場合、ながく鬱状態を引き起こすことがある。
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