熊本電気鉄道モハ71形電車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/24 16:58 UTC 版)
「広浜鉄道の電車」の記事における「熊本電気鉄道モハ71形電車」の解説
1953年(昭和28年)に廃車となった3両は、しばらく幡生工場に保管されていたが、1954年(昭和29年)7月に90003、90005が、1957年(昭和32年)8月には残る90001がそれぞれ熊本電気鉄道に譲渡され、モハ71形(71 - 73)となった。旧番号→新番号の対応は90005 → モハ71、90003 → モハ72、90001 → モハ73である。 営業時の塗装は上半分クリーム色、下半分ローズピンクのツートンカラーであった。小型車ではあったが、出力48.5 kWの主電動機4基を装備した強力車で、1979年(昭和54年)の貨物営業廃止までは貨車の牽引にも使用された。モハ73が1978年(昭和53年)3月6日、モハ72が1980年(昭和55年)1月17日、モハ71が1981年(昭和56年)12月15日付けで廃車され、営業線上からは姿を消した。 モハ71は車籍は失ったものの北熊本工場内の入換用として引き続き使用され、2019年(平成31年/令和元年)現在もイベントなどで構内を走行することがある(その際を含め大抵行先標を掲示している)。1996年(平成8年)に塗装が茶色一色に変更され、2009年(平成21年)頃に創業100周年記念事業として再整備されている。
※この「熊本電気鉄道モハ71形電車」の解説は、「広浜鉄道の電車」の解説の一部です。
「熊本電気鉄道モハ71形電車」を含む「広浜鉄道の電車」の記事については、「広浜鉄道の電車」の概要を参照ください。
- 熊本電気鉄道モハ71形電車のページへのリンク