煮ごめとは? わかりやすく解説

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煮ごめ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/20 23:25 UTC 版)

煮ごめ(にごめ)は広島県広島湾沿岸~芸北地域で作られる郷土料理を指す。後述する如く精進料理の一つでもある。

概要

  • 野菜煮物で、必ず小豆が入っている。他の地域ではいとこ煮とか煮入れとも呼ばれる(ただし隣県の山口県では「いとこ煮」というと別の食べ物になる。当該項目参照)。
  • 親鸞命日の前日である1月15日(御逮夜・おたんや)前後の3日間にわたって食べる。
  • これを食べて、体が温まったところでへお参りに行くのが安芸門徒(安芸地方を中心とする浄土真宗本願寺派信徒)の習わしであった。
  • このような宗教的理由から、魚介類などのいわゆる「生臭もの」は使わない。

作り方

  • 材料は小豆、大根人参蓮根里芋ゴボウ厚揚げ干し椎茸蒟蒻
  • 調味料は昆布出汁を取り、砂糖醤油で味を調える。また、干し椎茸の戻し汁は出汁に加える。
  • 小豆以外の材料は1cm角程度に切り、厚揚げは熱湯にくぐらせて油抜きをする。これらの材料をさっと下ゆでする。
  • 小豆は一晩水に漬けておいて、一旦茹でて柔らかくする。小豆の量は他の野菜の半分程度がベスト。
  • 大鍋に昆布出汁、干し椎茸の戻し汁を加えて、材料を煮込み、先述の調味料で味を調える。家によっては、味噌仕立てにするところもある。

その他

  • 食べていく内に、具が残り少なくなると、焼いたを入れて食べる地方もある。

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