煮ル果実
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/28 05:49 UTC 版)
煮ル果実 | |
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生誕 | 2月10日 |
出身地 |
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ジャンル | ロック |
職業 | ボカロP、作詞家、作曲家、編曲家 |
活動期間 | 2018年 - |
レーベル | Virgin Music(2022年 - ) |
公式サイト | 煮ル果実 OFFICIAL WEB SITE |
煮ル果実 | ||||||||
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YouTube | ||||||||
チャンネル | ||||||||
活動期間 | 2017年 - | |||||||
ジャンル | 音楽 | |||||||
登録者数 | 36.3万人 | |||||||
総再生回数 | 138,518,862 回 | |||||||
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チャンネル登録者数・総再生回数は 2025年4月4日時点。 |
煮ル果実(ニルカジツ、2月10日[1] - )は、日本のVOCALOIDクリエイター(ボカロP)、作詞家、作曲家、編曲家である[2]。代表曲に「ヲズワルド」「トラフィック・ジャム」「紗痲」など。
概要
2018年2月10日に楽曲「アンドリューがいったから」を発表し、ボカロPとしての活動を開始。
2018年10月8日に投稿された8作目の発表となる「紗痲」が人気を博し、YouTubeでの再生数は800万回を超える。ファースト・アルバムとなる「NOMAN」も高い評価を獲得した。
2020年7月15日にアルバム「SHIMNEY」をリリース。翌日の7月16日には自身の楽曲のセルフカバーを収録したEP「LIVING DEAD」をデジタルリリース[3]。
2021年9月29日にミニアルバム「POPGATO」をリリース[4][2]。
2024年1月22日に『ポム・プリゾニエール』を刊行し、小説家としてデビューを果たす[5]。内容は「トラフィック・ジャム」、「紗痲」、「ナイトルール」の3曲を小説にした短編集となっている[5]。2025年2月14日発売の『コミックアルナ』(KADOKAWA)32号にて、短編集に収録された「紗痲」のコミカライズ『紗痲 Fallin’ Jail』の連載を開始[6]。漫画は深津が執筆している[7]。
音楽性
作詞・作曲・編曲家。主にVOCALOID楽曲のコンポーザーとして活動。主な演奏楽器はベースとギター。
邦楽洋楽問わず様々なジャンルの音楽を好み、「音楽で人間を描きたい」という一貫した信念のもと、ボーカロイドを通してそれを表現している[4]。1stアルバム「NOMAN」、2ndアルバム「SHIMNEY」まではロック系統のサウンドを中心に楽曲を制作したが、3rdアルバム「POPGATO」では生のギター、ベースに頼らない、洋楽のポップエレクトロミュージック寄りのサウンドでの作曲に挑戦した[4][8]。
作詞においては野田洋次郎、藤原基央、山田亮一、ベースにおいてはレス・クレイプール、ギターにおいては長岡亮介のプレイに影響を受けている[9][8]。影響を受けたボカロPとして、じんやバルーンを挙げている[10]。
音楽ユニット「ずっと真夜中でいいのに。」の複数の楽曲に編曲参加しているほか[2]、Ado、ナナヲアカリ、Souなど他のアーティストへの楽曲提供も行っている[11]。
ディスコグラフィ
配信限定シングル
発売日 | タイトル | レーベル | 収録アルバム |
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2019年8月12日 | トラフィック・ジャム | THOMASSON's FRUITs | SHIMNEY |
2020年2月22日 | ハイネとクライネ | ||
2020年3月25日 | ヲズワルド | ||
2020年7月15日 | 極楽鳥花 | FRUITSPOT | SHIMNEY |
2021年1月6日 | バビルサ | ||
2021年2月10日 | ドクトリーヌ | POPGATO | |
2021年6月18日 | アイロニーナ | ||
2021年9月3日 | 運命 / はるまきごはん&煮ル果実[12] | CHIMERA Records | |
2021年9月29日 | ナイトルール (feat. 可不) | POPGATO | |
2022年2月10日 | トリコロージュ | Project.9 | |
2022年8月19日 | ヘブンドープ | Virgin Music | FRUITÁGE |
2022年11月25日 | YOMI | ||
2023年1月25日 | バーバヤーガ | Project.9 | |
バーバヤーガ (Another ver.) | |||
2023年2月10日 | 命辛辛 | Virgin Music/UNIVERSAL MUSIC | |
2023年4月14日 | アメリ | ||
2023年7月14日 | ブーケガルニ | ||
2023年8月11日 | 魔天楼 | ||
2024年2月10日 | 灰Φ倶楽部 | MWLAND | |
2024年8月21日 | ファイアঌフライ | ||
2024年9月18日 | ムーンガイズ | ||
2024年10月16日 | ムウ |
アルバム
リリース日 | タイトル | 規格品番 | 収録曲 | |
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1st | 2020年1月29日 | NOMAN | NLFR-1 |
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2nd | 2020年7月15日 | SHIMNEY | NLFR-2 |
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3rd | 2021年9月29日 | POPGATO | NLFR-3 |
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Major 1st | 2023年9月6日 | FRUITÁGE | TYCT-60214 |
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Major 2nd | 2024年11月6日 | MWLAND[13] | TYCT-60235 |
CD1:
CD2:
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EP
リリース日 | タイトル | 規格 | 収録曲 | |
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1st | 2020年7月16日 | LIVING DEAD | デジタル |
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楽曲提供
発売日 | タイトル | アーティスト | 担当 |
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2019年6月12日 | マイノリティ脈絡 | ずっと真夜中でいいのに。 | 編曲 |
2019年12月14日 | ベクターフィッシュ | THE BINARY | 作詞 作曲 |
2020年4月8日 | ヒステリーショッパー | ナナヲアカリ | 作詞 作曲 編曲 |
2020年7月31日 | 道化師ブランケット | VALIS | |
2020年8月5日 | マリンブルーの庭園 | ずっと真夜中でいいのに。 | 編曲 |
JK BOMBER | |||
2020年8月19日 | クイニーアマンダ | Sou | 作詞 作曲 編曲 |
2020年12月9日 | ランダーワンド | ナナヲアカリ | |
2020年12月16日 | Coquetterie dancer | 宮下遊 | 作詞 作曲 |
2021年1月6日 | バビルサ | 缶缶 | 作詞 作曲 編曲 |
2021年6月23日 | ハウメニィ | 高橋李依 | |
2021年7月28日 | しゅらんぼん | 島爺 | 作詞 作曲 |
2021年9月22日 | ブギーマン | Rain Drops | 作詞 作曲 編曲 |
2022年1月26日 | マザーランド | Ado | |
2022年4月28日 | Charlatan | びす | 作詞 作曲 |
2022年9月7日 | シャカセポ | Gero | 作詞 作曲 編曲 |
2023年8月23日 | 子供騙し | ロクデナシ | |
2023年10月25日 | ユウマガドキ | そらるとりぶ | |
2024年2月7日 | TOXY! | 鯨木 | 作詞 作曲 編曲 |
2024年10月4日 | TAIDADA | ずっと真夜中でいいのに。 | 編曲 |
2025年6月19日 | ヘイヴン | Vivid BAD SQUAD | 作詞 作曲 編曲 |
脚注
注釈
出典
- ^ “煮ル果実 - TOWER RECORDS ONLINE”. TOWER RECORDS ONLINE. 2020年10月15日閲覧。
- ^ a b c “ボカロシーンで活躍中のアーティストを徹底解剖 第1回(後編):煮ル果実が考えるボーカロイドの可能性”. Real Sound|リアルサウンド (2024年3月30日). 2024年12月29日閲覧。
- ^ “煮ル果実 presents NILFRUITS、YouTubeにて"One man live『YESMAN』Trial version"公開。カバーEP『LIVING DEAD』明日7/16デジタル・リリースも発表”. Skream! (2020年7月15日). 2020年10月15日閲覧。
- ^ a b c “煮ル果実が語る、新作ミニアルバムに込めた矛盾や葛藤への肯定”. Rolling Stone Japan (2021年9月29日). 2021年9月29日閲覧。
- ^ a b “異色のボカロP・煮ル果実、小説家デビュー作 『ポム・プリゾニエール』2024年1月22日(月)発売。人気イラストレーター・WOOMAさんによる応援イラスト到着!”. PR TIMES (2024年1月23日). 2025年2月14日閲覧。
- ^ KADOKAWAライフスタイル編集部 2025年1月14日のポスト、2025年2月14日閲覧。
- ^ 『コミックアルナ』2025年3月号(32号)、KADOKAWA、2025年2月14日。表紙より。
- ^ a b Department, Skream! Editorial. “煮ル果実”. Skream! 邦楽ロック・洋楽ロック ポータルサイト. 2024年12月29日閲覧。
- ^ “ボカロシーンで活躍中のアーティストを徹底解剖 第1回(前編):煮ル果実に聞く音楽との出会い&ルーツ”. Real Sound|リアルサウンド (2024年3月30日). 2024年12月29日閲覧。
- ^ “ボカロ曲の流行の変遷と「ボカロっぽさ」についての考察(6)syudouと煮ル果実の功績、YouTube発ヒット曲の定着”. リアルサウンド. 2020年10月15日閲覧。
- ^ “ボカロシーンで活躍中のアーティストを徹底解剖 第1回(後編):煮ル果実が考えるボーカロイドの可能性”. Real Sound|リアルサウンド (2024年3月30日). 2024年12月29日閲覧。
- ^ “煮ル果実&はるまきごはんに聞く、“異色のボカロPコラボ”実現の裏側 「ボカロ文化はもっと広まって強くなって欲しい」”. Real Sound|リアルサウンド テック (2021年10月1日). 2024年12月29日閲覧。
- ^ “煮ル果実がメジャー第2弾アルバム発売、自身初ライブツアーの開催決定(Rolling Stone Japan)”. Yahoo!ニュース. 2024年12月29日閲覧。
外部リンク
- 煮ル果実 OFFICIAL WEB SITE
- 煮ル果実 (@vinegar_vinegar) - X(旧Twitter)
- 煮ル果実 Official Info (@NILFRUITS1) - X(旧Twitter)
- 煮ル果実 (@vinegar56vinegar) - Instagram
- 煮ル果実 (@nilfruits) - TikTok
- 煮ル果実 / NILFRUITS - YouTubeチャンネル
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