火災以前
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/08 23:29 UTC 版)
東洋郵船に経営が移ってのちの1974年(昭和49年)、消防法改正に伴い、一斉にホテル等の施設の防災設備の強化が義務付けられた。しかし、その期限が切れる1979年(昭和54年)3月になっても船原ホテルの設備は充分でなく、消防本部は2回に渡って改善勧告を出していた。1980年(昭和55年)5月末には、東洋郵船社長の横井英樹へ召喚状を送付したがこれも無視され、同年10月には遂に静岡県下で初の「改善警告」が出されている。 その後、1982年(昭和57年)2月6日に東洋郵船が経営する東京のホテルニュージャパンでホテルニュージャパン火災が発生し、4186平方メートルを焼失、死者32人、負傷者34人を出した。結局、船原ホテルの防災設備が改善されたのはこの火災の後で、スプリンクラー等を設置して同年6月25日、「適」マークが交付された。翌1983年(昭和58年)3月25日にはマークの更新も行われた。
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