火星の生物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/11 12:30 UTC 版)
火星の生物は、哺乳類は2種類しかおらす(そのうちのひとつは赤色人と見られている)、六肢以上の多肢であることが特徴である。緑色人以外での主な多肢生物は以下の通り。 アルシオ ねずみ。6本足(『火星の巨人ジョーグ』のみ3本足)。性格は狂暴で、大きさはテリアぐらい。 多分に嫌われもので、他人を罵る場合「卑劣漢!(アルシオ!)」などということもある。 キャロット 犬。10本足(5対)であり、番犬として飼われているものもいる。肩高1メートル程度。 ジョン・カーターの見張りとしてつけられたキャロットはウーラという名前であり、監視委役と警護を兼ねていた。戦闘力と忠誠心は高く、獰猛な大白猿にも恐れず向かっていった。 ジデイダール 象、ないしはマンモスあるいはマストドンに匹敵する。大量輸送を目的として緑色人が用いている。 ソート 馬。8本足(4対)。肩高3メートル程度。 大白猿 緑色人同様の六肢を持つ大型類人猿。野生種であり、獰猛で、火星人にとっての脅威となっている。 バンス ライオンに当たる猛獣。足は10本。 以上の類型は、バローズの他の作品であるターザン・シリーズやペルシダー・シリーズなどでも共通しているパターンである。すなわち、犬や馬は頼もしい相棒であり友。ライオンは猛獣の王として脅威となる。象は犬や馬に類した価値を持ち、戦闘力は絶大。類人猿は一般人にとっては恐るべき敵であり、群れで行動することもある。そして、ねずみは軽蔑すべき存在。とはいえ、バンスやキャロットも罵倒する際に使用されている。
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