火星の塵旋風とは? わかりやすく解説

火星の塵旋風

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/04 00:22 UTC 版)

塵旋風」の記事における「火星の塵旋風」の解説

地球以外惑星でも、気象条件揃えば塵旋風発生することが観測によって明らかになっている。報告例としては、アメリカ航空宇宙局NASA)のジェット推進研究所JPL)が担当する火星探査計画マーズ・エクスプロレーション・ローバー無人探査機スピリットによる観測がある。 無人探査機スピリット2003年打ち上げられ2004年火星着陸して様々な観測開始2005年以降に偶然であるが数回わたって塵旋風撮影成功したこの中で最も鮮明に写っている右映像塵旋風は、2005年5月15日地球時間)に撮影されNASAJPLはこれを塵旋風判断して2005年5月27日公式サイト公開したこの際プレスリリース「風で移動する火星旅人」(Wind-Driven Traveler on Mars)によると、この塵旋風はグセフ・クレーターの中にある丘陵コロンビア・ヒルズ付近午前1148分頃(火星時間)に発生し、約9分30秒間(静止画像21フレーム分)にわたって連続撮影されたものである画像解析結果、この塵旋風最大直径が約34 mで、画面内の移動距離は約1.6 km移動速度時速17 kmだったという。

※この「火星の塵旋風」の解説は、「塵旋風」の解説の一部です。
「火星の塵旋風」を含む「塵旋風」の記事については、「塵旋風」の概要を参照ください。

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