しお‐じる〔しほ‐〕【塩汁/潮汁】
うしお‐じる〔うしほ‐〕【▽潮汁】
潮汁
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/17 16:31 UTC 版)

潮汁(うしおじる)は、魚介類のだしを塩で味付けた汁物の一つである[1]。漁師料理がルーツともされ、潮煮、うしお(潮)と記される事もある。
魚介類を煮てだしをとり、同時にその魚介類を実とし、調味料は塩だけあるいは日本酒を少し足す場合が多い[2]。
吸い物にする場合は潮仕立て(うしおじたて)とも呼ばれる[2]。なお吸い物と汁物との違いは、酒の肴に飲食するのが吸い物で、飯にあわせて飲食するのが汁物とされるが[2]、混同される場合もある。
基本的に臭いやクセの無い白身魚が使用されることが多く(鯛、ヒラメ、スズキなど)、香辛料は使用せず吸口に木の芽を浮かべる程度である。
またハマグリの潮汁は、ひな祭りの定番品とされる。シジミやアサリも、味噌を入れずにシジミ汁として潮汁風に仕上げる場合がある。ただし、その場合は臭いを抜くために、日本酒や醤油、刻みネギを用いる事が多い。
似た料理に、三平汁、宗谷鍋、あら汁、船場汁、沖縄県の中身汁がある。
脚注
潮汁と同じ種類の言葉
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