漫画表現におけるシズル感
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 19:17 UTC 版)
「シズル感」の記事における「漫画表現におけるシズル感」の解説
「料理・グルメ漫画」も参照 漫画表現におけるシズル感について南 (2013, p. 42)は、料理そのもののだけではなく調理過程や食事シーンの描写によっても表現できると述べ、料理を緻密に描く久住昌之・谷口ジロー『孤独のグルメ』やよしながふみ『愛がなくても喰ってゆけます。』、花輪和一『刑務所の中』といった作品に加え、山口晃が落書きのようなラフな線で綴った『すゞしろ日記』の描写もまたシズル感を生むとしている。また南は、五十嵐大介『リトル・フォレスト』や土山しげる『極道めし』を例に挙げ、シズル感が擬音語のsizzleに由来することも引きながら、現実の音や雰囲気をよりビビッドに表すオリジナリティある擬音を考案できるかということも、漫画におけるシズル感の表現において重要な点であると述べている。
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