湯ノ岱駅とは? わかりやすく解説

湯ノ岱駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/11 14:16 UTC 版)

湯ノ岱駅
駅舎(2013年5月)
ゆのたい
Yunotai
神明 (2.8 km)
(7.1 km) 宮越
所在地 北海道檜山郡上ノ国町字湯ノ岱鉄道用地[1]
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 江差線
キロ程 59.2 km(五稜郭起点)
函館から62.6 km
電報略号 ユノ
駅構造 地上駅
ホーム 1面2線[1]
乗車人員
-統計年度-
23人/日(降車客含まず)
-2013年-
開業年月日 1935年昭和10年)12月10日[1]
廃止年月日 2014年平成26年)5月12日
備考 路線廃止に伴う廃駅
テンプレートを表示
湯ノ岱駅舎(構内から)
(2011年8月)
停車中の列車(2013年8月)

湯ノ岱駅(ゆのたいえき)は、かつて北海道檜山郡上ノ国町字湯ノ岱にあった、北海道旅客鉄道(JR北海道)江差線電報略号ユノ事務管理コードは▲141413[2]

歴史

1976年の湯ノ岱駅と周囲約500m範囲。左が江差方面。島式ホーム1面2線のほか駅舎横木古内側の貨物ホームへ引込線、駅裏側に2本の留置線を有している。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

駅構造

島式ホーム1面2線をもつ地上駅。列車同士の行き違いが可能であり、留置線もあった。行き違いは朝の2回のみであった。スプリングポイントのため、ポイント切り替え作業はなかった。夜間滞泊等による留置等で江差方面へ折り返す運用がある場合は駅員による手動での切り替え作業は存在していた。木古内駅から来た列車は当駅が最後の交換駅となっていた。当駅から終着の江差駅までは1閉塞となっていた。

江差駅管理の社員配置駅であった。運転取扱業務のため終日駅員が配置されていた。元々は管理駅であったが、組織再編により江差駅の管理下となった。そのため駅長の配置はなくなり、同駅助役湯ノ岱在勤が配置され、湯ノ岱駅長を兼務していた。駅員は計3名配置(廃駅時)。

冬期間は除雪のため江差駅での留置ができないため、当駅 - 江差間の気動車回送が行われていた。そのため乗務員宿泊所を備えていた。

駅舎には待合室と出札窓口があり、乗車券回数券自由席特急券(いずれもJR北海道完結)とも補充券での発行となっていた。但し、桂岡・上ノ国・江差・木古内・函館の各駅までは常備券が存在していた。本州方面への長距離乗車券・指定券は補充券にて発行していた。

のりば

1 江差線 木古内函館方面
2 江差線 上ノ国江差方面

利用状況

乗車人員推移
年度 一日平均乗車人員
2011 12
2012 11
2013 23

駅周辺

駅跡

2018年にプラットホームや駅舎がすべて撤去された。跡地には同年12月1日に集会施設、バス待合所、役場出張所、消防施設をまとめた複合施設が完成した。建物の一部には、江差線で使用されていたレールが用いられている[4]函館バスの代替バスが旧駅前まで乗り入れており、「湯の岱」バス停が設置されている。

その他

隣の駅

北海道旅客鉄道(JR北海道)
江差線
神明駅 - 湯ノ岱駅 - 宮越駅

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c d e f g h i j さよなら江差線編集委員会(編集) 編 『さよなら江差線』北海道新聞社、2014年、163頁頁。ISBN 978-4-89453-743-9 
  2. ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編(日本語) 『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、218頁。doi:10.11501/1873236https://doi.org/10.11501/18732362022年12月10日閲覧 
  3. ^ “江差線(木古内・江差間)の鉄道事業廃止届の提出について” (PDF) (プレスリリース), 北海道旅客鉄道, (2013年4月26日), http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2013/130426-1.pdf 2013年4月26日閲覧。 
  4. ^ 湯ノ岱地区複合施設が開設”. 上ノ国町. 2021年6月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年6月6日閲覧。

関連項目





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