温水セントラル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/05 06:18 UTC 版)
「セントラルヒーティング」の記事における「温水セントラル」の解説
一般にセントラルヒーティングといえば、この方式を指す。1975年頃まで北海道では石炭と石油(軽油)方式が主に使われ、その後油(重油)や電気、ガスのボイラーで作られた温水を各部屋に分配しラジエータを用いて空気への熱変換、また放射熱への変換を行い暖房する。 利点は、媒体が水であるため、比熱が高く、ある程度長距離の配管を行っても熱損失が少ない事により、比較的大きな建物の暖房を行える点にある。 欠点は、ラジエータや配管の気密性への配慮などでイニシャルコストが増大してしまう点にある。特に戦後より北海道を中心とした住宅、また日本全土のビルディングや主として1980年代までの重厚なデラックスマンションで用いられてきた。 近年(2000年代)以降の北海道内の住宅では、標準的な装備となっている。このほか、1980年代に入ると電気温水器を使用した個別セントラル方式(給湯&暖房)のマンションや、近年は同じく熱源が電気でも、ヒートポンプによって温水を作る方式も存在する。
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