渡辺久江とは? わかりやすく解説

渡辺久江

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/28 02:40 UTC 版)

渡辺 久江
基本情報
本名 渡辺 久江
渡邊 久江 (旧姓)
通称 格闘ジャンヌ・ダルク
国籍 日本
生年月日 (1980-10-21) 1980年10月21日(43歳)
出身地 栃木県鹿沼市
所属 LIMIT
→AJジム
フリーランス
シルバーウルフ
→池袋 BLUE DOG GYM
→フリーランス
→ZERO
身長 160cm
体重 47.6kg
階級 ストロー級アトム級
バックボーン 総合格闘技
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渡辺 久江(わたなべ ひさえ、1980年10月21日 - )は、日本女性総合格闘家キックボクサー栃木県鹿沼市出身。元DEEP女子ライト級王者。

来歴

2002年4月7日、SMACKGIRL大門まい子戦で総合格闘技デビュー。同年12月月29日、SMACKGIRL JAPAN CUP 2002ライト級(52kg)トーナメントで決勝まで勝ち上がるがしなしさとこに敗れ準優勝となった。

2003年11月11日、キックボクシングルールでグレイシャアAkiと対戦し、1-2の判定負け。

2003年12月26日、初の海外遠征を行い、タイのフューチャーパークにあるランシット屋外特設リングで行われたテレビマッチで、インターナショナル女子ムエタイライトフライ級王座決定戦に出場。ナムリンノーイ・アールサヤームを5R判定2-1で下し、デビュー3戦目でムエタイ王者となった。

2004年5月7日、TBS黄金筋肉』の女子総合格闘技最強女王決定トーナメントに出場、決勝で金子真理に判定勝ちし優勝。

2005年春、AJジムをやめ、フリーランスとなった。魔裟斗と同じマネージメント会社所属となり、シルバーウルフで練習を積む。5月25日、渡邊 久江から渡辺 久江に改名。

2005年6月28日、SMACKGIRL 2005 ~Road to Dynamic!!~で行われた初代SMACKGIRLライト級王座決定戦で辻結花と対戦し、腕ひしぎ十字固めで一本負けを喫し王座獲得に失敗した。

2006年8月4日、DEEP初出場となったDEEP 25 IMPACTで行われたDEEP女子ライト級(48kg)王座決定戦で、しなしさとこと対戦し、1ラウンドKO勝ち。4年前の雪辱に成功、しなしのデビューからの無敗記録を23で止めるとともにDEEP女子ライト級王座の獲得に成功した。

2007年2月16日、DEEP 28 IMPACTでハム・ソヒに0-3の判定負け。

2007年8月5日、DEEP 31 IMPACTで行われたDEEP女子ライト級タイトルマッチで挑戦者のMIKUと対戦し、0-2の判定負けを喫し王座から陥落した。

2008年1月17日、自身のブログにて元旦に漫画家のSP☆なかてまと入籍したことを明らかにした(後に離婚)[1]。その後5月29日付で、格闘技生活を引退することがマネージメント会社を通して発表された[2]

2009年4月15日に開催予定であったタイのムエタイの大会で復帰戦を行うことが発表されていたが[3]直前の反政府デモの影響を受け大会が延期となった[4]

2009年8月11日、シュートボクシングGirls S-cup 2009」のスペシャルエキシビションマッチ(1R JEWELSルール、2R シュートボクシングルール)で藤井惠と対戦した。

2010年4月11日、2年4か月ぶりの試合をシュートボクシングの維新-ISHIN- 其の弐で井川恵と対戦し、左フックでTKO勝ち。当初はRENAと対戦予定であったが、RENAの負傷欠場により対戦相手が変更となった[5]

2010年7月19日、REBELS 3のWPMF日本女子ミニフライ級王者決定戦でLittle Tigerと対戦し、1-1の判定ドローで王座獲得ならず[6]

2010年8月29日、SHOOT BOXING WORLD TOURNAMENT Girls S-cup 2010に出場。トーナメントの1回戦でRENAと対戦し、TKO負けを喫した[7]

2016年2月7日、WSOF-GC 2 JAPANで約5年ぶりの復帰戦を行いイ・イェジにKO勝ち[8][9]

2021年10月31日、リングネームを久遠(ひさえ)に改め、約5年ぶりに試合を行い、DUEL 22で祥子JSKに判定負け。

2022年1月16日、PROFESSIONAL SHOOTO 2022 開幕戦で行われたインフィニティリーグ2022 初代女子アトム級王座決定リーグ戦で、加藤春菜と対戦し、1Rに腕ひしぎ十字固めによる一本勝ちを収めた[10]。しかしその後3連敗を喫し、勝ち点4の3位タイでリーグ戦を終えた。

2023年より再びリングネームを渡辺久江に戻す[11]

人物・エピソード

  • 中学時代はテニス部に所属。
  • 学生時代はギャルだった。
  • 端正な容姿を活かし、BODYMAKERなどのモデルを務めていた。同社からコラボTシャツが発売されたこともある。
  • 2005年から下着メーカーのピーチ・ジョンがスポンサーとなっていた。
  • 2003年4月2日に大門まい子を判定で下し雪辱を果たした後、同郷のガッツ石松から激励を受けた。
  • 郷野聡寛が2005年3月に行われる試合に勝利した際に渡辺との1日デート企画をセッティングするように運営側に要求したことがあった。それを受けて渡辺も一応了承したものの、郷野は敗北を喫した。

入場テーマ曲

  • 「Rockin'at the Ace Cafe (CAFE RACER mix)」 Martin Craig

戦績

総合格闘技

総合格闘技 戦績
32 試合 (T)KO 一本 判定 その他 引き分け 無効試合
21 12 4 5 0 2 0
9 1 5 2 1
勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
玉田育子 5分2R終了 判定1-0 COLORS Produce by SHOOTO 2023年5月21日
× 中村未来 1R 4:59 TKO(パウンド) プロフェッショナル修斗 2022 Vol.7
【インフィニティリーグ2022 初代女子アトム級王座決定リーグ戦】
2022年11月27日
× 小生由紀 2R 2:13 腕ひしぎ十字固め プロフェッショナル修斗 2022 Vol.6
【インフィニティリーグ2022 初代女子アトム級王座決定リーグ戦】
2022年9月19日
× 澤田千優 2R 0:59 リアネイキッドチョーク プロフェッショナル修斗 2022 Vol.3
【インフィニティリーグ2022 初代女子アトム級王座決定リーグ戦】
2022年5月22日
加藤春菜 1R 1:55 腕ひしぎ十字固め プロフェッショナル修斗 2022 開幕戦
【インフィニティリーグ2022 初代女子アトム級王座決定リーグ戦】
2022年1月16日
パク・ジョンウン 5分2R終了 判定0-1 VTJ in OSAKA 2016年6月19日
イ・イェジ 2R 3:00 TKO(右フック) WSOF GC 2: Japan 1 2016年2月7日
ゲンカーム・ルークチャオポーカム 1R 1:54 腕ひしぎ十字固め DEEP 33 IMPACT 2007年12月12日
× MIKU 5分3R終了 判定0-2 DEEP 31 IMPACT
【DEEP女子ライト級タイトルマッチ】
2007年8月5日
吉田正子 2R 1:19 腕ひしぎ十字固め DEEP 29 IMPACT 2007年4月13日
× ハム・ソヒ 5分2R終了 判定0-3 DEEP 28 IMPACT 2007年2月16日
しなしさとこ 1R 3:54 KO(右フック) DEEP 25 IMPACT
【DEEP女子ライト級王者決定戦】
2006年8月4日
15 2R 0:31 KO(右ショートフック) SMACKGIRL 2006 〜女神降臨〜 2006年2月15日
茂木康子 1R 4:03 TKO(3ダウン:スタンドでのパンチ) SMACKGIRL 2005 〜最軽量記念日〜 2005年11月29日
5分2R終了 判定3-0 SMACKGIRL 2005 〜Dynamic!!〜 2005年8月17日
× 辻結花 1R 3:51 腕ひしぎ十字固め SMACKGIRL 2005 〜Road to Dynamic!!〜
【初代SMACKGIRLライト級女王決定戦】
2005年6月28日
大室奈緒子 3分5R終了 判定3-0 PANCRASE 2005 SPIRAL TOUR 2005年3月6日
渡邊浩財子 2R 1:07 KO(右ストレート) PANCRASE 2004 BRAVE TOUR 2004年12月21日
金子真理 5分3R終了 判定3-0 黄金筋肉 女子総合格闘技 最強女王決定トーナメント
【決勝】
2004年5月7日
星野久子 1R 2:07 腕ひしぎ十字固め 黄金筋肉 女子総合格闘技 最強女王決定トーナメント
【準決勝】
2004年5月7日
酒井真紀 1R 1:07 KO(右ストレート) 黄金筋肉 女子総合格闘技 最強女王決定トーナメント
【1回戦】
2004年5月7日
カロリン・フブレクツ 2R 2:28 KO(パンチ) SMACKGIRL Third Season-VI 2003年8月6日
ベッタ・ヨン 1R 2:33 KO(パンチ) SMACKGIRL Third Season-IV 2003年6月4日
松川敬子 1R 3:05 TKO(3ダウン:右ストレート) SMACKGIRL Third Season-III 2003年5月7日
大門まい子 5分3R終了 判定3-0 SMACKGIRL Third Season-II 2003年4月2日
× しなしさとこ 2R 0:34 ヒールホールド SMACKGIRL JAPAN CUP 2002 GRAND FINAL 〜The Last Performance of 2002
【ライト級トーナメント 決勝】
2002年12月29日
山田純琴 1R 1:31 KO(パンチ) SMACKGIRL JAPAN CUP 2002 エピソードII
【ライト級トーナメント 準決勝】
2002年11月9日
喜多雅恵 2R 0:32 TKO(パンチ) SMACKGIRL JAPAN CUP 2002 開幕戦
【ライト級トーナメント 1回戦】
2002年10月5日
× 金子真理 2R 3:54 腕ひしぎ十字固め SMACKGIRL 〜Summer Gate 2002〜 2002年8月4日
EIKA 1R 1:47 TKO(3ダウン) SMACKGIRL 〜SMACK LEGEND 2002〜 2002年6月1日
大室奈緒子 5分3R終了 判定3-0 SMACKGIRL 〜GOLDEN GATE 2002〜 2002年5月6日
× 大門まい子 1R 2:12 失格(グラウンドでの顔面パンチ) SMACKGIRL 〜ROYAL SMACK 2002〜 2002年4月7日

キックボクシング

勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
× Yuka☆ 2分3R終了 判定0-3 BURST 2024年7月20日
× RINA 2分3R終了 判定0-3 DUEL 24 2022年7月3日
KAREN 2分5R終了 判定1-1 戦場 20 2022年3月20日
× 祥子JSK 2分3R終了 判定0-3 DUEL 22 2021年10月31日
岡田敦子 2分3R終了 判定3-0 被災地復興チャリティー NIPPON FIGHT 2016年12月31日
× RENA 2R 1:50 TKO(2ダウン:左膝蹴り) SHOOT BOXING WORLD TOURNAMENT Girls S-cup 2010
【Girls S-cup 2010 1回戦】
2010年8月29日
Little Tiger 2分5R終了 判定1-1 REBELS 3
【WPMF日本女子ミニフライ級王者決定戦】
2010年7月19日
山田純琴 2分3R終了 判定3-0 SHOOT BOXING 25TH ANNIVERSARY SERIES 第3戦 維新-ISHIN- 其の参 2010年6月6日
井川恵 3R 1:25 TKO(左フック) SHOOT BOXING 25TH ANNIVERSARY SERIES 第2戦 維新-ISHIN- 其の弐 2010年4月11日
ヤン・ジョンオゥン 2R 0:40 TKO(タオル投入) club DEEP 浜松【キックルール】 2007年10月21日
× ジェット・イズミ 3分3R終了 判定0-3 IKUSA GP -U60 SUPERSTAR☆Z TOURNAMENT -FINAL STAGE-
【IKUSA -U50 初代戦女王決定戦】
2005年9月19日
琉華 3分3R終了 判定3-0 WOLF REVOLUTION 2005年5月25日
ジャクリーン・ロース 2分5R終了 判定3-0 Girls SHOCK V 2004年6月27日
サブリナ・レイ 2分5R終了 判定3-0 GIRLS STANDING FIGHT - Girls SHOCK IV 2004年3月7日
ナムリンノーイ・アールサヤーム 2分5R終了 判定2-1 タイ女子ムエタイ大会
【インターナショナル女子ムエタイライトフライ級王座決定戦】
2003年12月26日
× グレイシャアAki 2分5R終了 判定1-2 GIRLS STANDING FIGHT - Girls SHOCK III 2003年11月11日
大島椿 2分3R終了 判定3-0 GIRLS STANDING FIGHT 1st.BOUT - Girls SHOCK! 2003年1月26日

ボクシング

勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
鬼鞍幸子 2分6R終了 判定1-1 JWBC「FIGHTING ANGEL pt.2」 2003年6月25日
山田香子 2分4R終了 判定2-0 JWBC「王道 〜Road to the TOP〜」 2003年3月14日
ジプシー・タエコ 2分4R終了 判定2-0 JWBC「FIGHTING GIRL pt.4」 2002年12月18日
× 袖岡裕子 2分4R終了 判定0-2 JWBC「FIGHTING GIRL pt.3」 2002年9月7日

獲得タイトル

脚注

  1. ^ 初雪みたーッ♪ 渡辺久江オフィシャルブログ 2010年1月17日
  2. ^ 【ニュース】前DEEP女子ライト級王者・渡辺久江が引退 格闘技ウェブマガジンGBR 2008年5月29日
  3. ^ 【ムエタイ】4・15渡辺久江がタイで電撃復帰!女子ムエタイ王座決定戦 格闘技ウェブマガジンGBR 2009年4月9日
  4. ^ 【ムエタイ】4・15渡辺久江の復帰戦がタイ非常事態宣言発令で延期に 格闘技ウェブマガジンGBR 2009年4月14日
  5. ^ 【シュートボクシング】4・11RENAが亀裂骨折で欠場、渡辺久江戦は延期に 格闘技ウェブマガジンGBR 2010年4月7日
  6. ^ 【レベルス】軽量級頂上対決は藤原あらしが圧勝!梅野源治が初のベルトを獲得 格闘技ウェブマガジンGBR 2010年7月19日
  7. ^ 【シュートボクシング】5Rの死闘の末、RENAが高橋藍を破りGirls S-cup二連覇を達成! 格闘技ウェブマガジンGBR 2010年8月29日
  8. ^ 5年ぶり復帰の渡辺久江が一撃KO勝ち、日本勢は3勝5敗にイーファイト 2016年2月7日
  9. ^ 35歳・渡辺久江が復帰する理由イーファイト 2015年12月17日
  10. ^ 【修斗】小野島恒太が環太平洋王座獲得で手塚基伸、中村倫也を指名! 中村は野尻定由に25秒勝利、宇佐美正パトリックが菅原和政をKO、久遠が6年ぶり勝利! ゴング格闘技 2022年1月16日
  11. ^ “【修斗】王者・澤田千優に挑むのは? アトム級で古賀愛蘭vsジェニー・ファン、中村未来vs川西茉夕が決定。20年の時を経て渡辺久江と玉田育子が初対決。初代ストロー級女王を決めるインフィニティリーグ選手も発表=5月21日(日)「Colors」”. (2023年5月2日). https://gonkaku.jp/articles/13554/ 2023年5月2日閲覧。 

関連項目

外部リンク

前王者
王座新設
初代DEEP女子ライト級王者

2006年8月4日 - 2007年8月5日

次王者
MIKU

渡辺久江(出場5回総合格闘家)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/10 01:00 UTC 版)

KUNOICHI」の記事における「渡辺久江(出場5回総合格闘家)」の解説

第2回初出場同大会では1st風車渡で風車から滑落して、リタイアゼッケン21)。第3回は八艘跳でリタイアゼッケン不明ダイジェスト)。第4回風車渡でリタイアゼッケン不明ダイジェスト)。第5回円柱乗でリタイアゼッケン不明ダイジェスト)。第8回は吊天棒リタイア。なお、第2回第5回のみ本名の「渡邊久江」で出場

※この「渡辺久江(出場5回総合格闘家)」の解説は、「KUNOICHI」の解説の一部です。
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