深水埗
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/15 04:12 UTC 版)
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深水埗(しんすいほ、広東語読み:サムスイボウ、英語読み:シャムシュイポウ、Sham Shui Po)は、香港・九龍北西部の住宅、商工業地区である。行政区では、深水埗区に属する。
概要
香港九龍半島の北西部に位置する地区で、香港の中で特に所得水準の低い地区であり、北京語を話す中国本土系の住民が比較的多い地区である。バスは本数、系統数ともに多く、地下鉄(現在の香港MTR)荃湾線の深水埗駅が最寄り駅である。
高登電脳中心など電気街があり、同じ九龍の旺角と並び香港の秋葉原と呼ばれて久しい。こちらは土日となると店内は人でびっしりと埋まるくらいの混雑ぶりを呈す。また、服飾関係、おもちゃなどの問屋が多い街としても知られ、香港九龍の下町といったところである。
一方、九龍有数のショッピングモールのひとつである西九龍中心(ドラゴン・センター)はここにあり、この最上階には屋内ジェットコースターがある(現在は運転されておらず、レールと車両が放置されている)。
また、埋め立て地である西側の海沿いには高層の人口住宅地が広がり、九広西線の起点(現在の香港MTR屯馬線の中間駅)かつ地下鉄(現在の香港MTR)東涌線の南昌駅がある。南昌駅周辺も広義の深水埗地区に属する。
古くからの労働者階級の居住地区だが、 2016年に多国籍ストリートブランドが非営利芸術団体と連携してストリートアートのイベントをしたのをきっかけに地区の高級化が進み、2020年には「新たな文化の中心地」「新たなブルックリン」などと評判となり、タイムアウト誌は「世界で十指に入るクールな地区」と紹介した[1]。
脚注
- ^ 『わたしの香港 消滅の瀬戸際で』カレン・チャン 亜紀書房 (2023/5/26)p38
深水埗
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 16:45 UTC 版)
深水埗は、かつて古くからこの地で生活を営んでいた蛋民などと呼ばれる水上生活者がひしめいていたものの、近年の急速な開発に伴う沿岸地区の埋立てが進んだことや、香港社会の近代化によって現在ではその姿を見ることはない。 深水埗は、アジアでも有数の電気街がある事でも知られる。日本の代表的な電気街で、世界で最も大きいとされる東京の秋葉原や、それに次ぐ大阪の日本橋ほどの規模ではないものの、拡大が続いている。深水埗電気街は、鴨寮街(中国語版)(Apliu Street)などの新品や中古を問わず電気器具を扱う店が中心となって形成され、近年ではコンピュータやそれらのパーツ、携帯電話などの先端機器を扱う店が台頭するようになった。深水埗高登電腦中心(Sham Shui Po Golden Computer Centre)や黄金電脳商場(中国語版)(Golden Computer Arcade)など、それらコンピュータ機器を専門に扱う雑居ビルも存在する。更に、最近では旺角同様にアニメやゲーム、漫画などの関連商品を売る店も出始めている。最近は近くの市場街と隔絶され減ってきているが、ヘビの食材店が何軒もあることでも有名である。 ショッピングセンターを備えた大規模な室内型の遊園地、西九龍中心があり、周辺には安価な衣料品を売る小売店、卸売店も多い。
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