消え物(舞台演劇・芸能・映像)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/06/24 00:02 UTC 版)
「消え物」の記事における「消え物(舞台演劇・芸能・映像)」の解説
演劇等の舞台上、および、テレビ局や映画といった映像分野にて制作されるドラマやバラエティ、料理や教養などをテーマとした作品(番組を含む)で用いられる小道具のうち、使うことでただちに消耗するため使用回数が一回に限られている種類の物を指す。 名前自体が表すように、演技の途中で消えて無くなってしまう飲食物を指すことが多いが、鉛筆削りやナイフで削ることによって目に見えて短くなる鉛筆のように、「次回の使い回しが不可能なほどに消耗する小道具」も消え物である。より正確に定義するならば、「消え物とは、小道具のうち、使用過程において一定の形状を保たない消耗品のこと」となる。 先述の物以外にも具体例をいくつか挙げれば、摂食可能な模擬食品(見た目とは別の食材で作られた小道具の一種)、飲食以外で使う食物(パイ投げ用を含む)や水、吸ってしまう煙草、焚く香、散り花、破ることになっている手紙・書類・新聞等の紙類、点す予定にある行灯の油や蝋燭などが該当する。 一部日本の放送業界では、「消え物の料理は美味い」というジンクスが存在するようである。
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