海運・水運交通
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/02 07:00 UTC 版)
「フィンランドの交通」の記事における「海運・水運交通」の解説
フィンランド海事管理局がフィンランドの水道網を管理している。フィンランドの水路には7,600kmの沿岸航路と河川、運河、湖にある7,900kmの内陸水道がある。サイマー運河はサイマー湖(そしてフィンランドの内陸水道網)とバルト海のヴィボルグ(ヴィープリ)を繋いでいる。しかし、運河の下流部はロシア領である。国境を通過する輸送のためにフィンランドは運河のロシア領にあたる部分を租借している(最初の合意は1963年にソビエト連邦との間で成立したものである)。 フィンランド最大の一般港口はハミナ=コトカ港(フィンランド語版)である。旅客輸送用港口ではヘルシンキ港(英語版)が最もよく使われているが、ヘルシンキ港では貨物輸送も多い。貨物輸送量の順番では1位から5位までがハミナ=コトカ港、ヘルシンキ港、ラウマ港(フィンランド語版)、キルピラハティ(フィンランド語版)港、ナーンタリ港(英語版)である。 砕氷船により、フィンランドの港口23か所は全て年間を通して開いている。ボスニア湾にある港口は年間平均6か月砕氷船を要しており、フィンランド湾にある港口は年間3か月砕氷船を要する。 フィンランドとエストニアおよびスウェーデンを繋ぐフェリー輸送が頻繁に行われている。バルト海のクルーズ客船もヘルシンキ港に定期的に停泊している。国内線ではフィンランドの離島を本島とつないでいる航路がある。フィンランドの貨物港は国内の需要を満たすほか、ロシアへの再輸出も行われている。
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