海老喜とは? わかりやすく解説

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海老喜

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/19 23:25 UTC 版)

合資会社海老喜商店

旧店舗 (2018年11月)
種類 合資会社
本店所在地 日本
987-0702
宮城県登米市登米町寺池三日町22
北緯38度39分15秒 東経141度16分59秒 / 北緯38.65417度 東経141.28306度 / 38.65417; 141.28306
設立 1833年天保4年)
法人番号 6370403000001
事業内容 醤油・味噌の製造・販売
外部リンク ebiki.com
特記事項:国の登録有形文化財
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合資会社海老喜商店(えびきしょうてん)は、宮城県登米市登米町寺池にて醤油味噌日本酒を製造、販売する企業である。旧店舗等が国の登録有形文化財に登録されている。

概要

1833年天保4年)創業。登米はかつて北上川の船の交通によって栄えたが、交通体系の変化によって急激に衰退した。当社も旧酒蔵が明治末期から80年間、ほとんど人の入らない状況であったが、使わなくなった蔵を取り壊し、その土地を活用する必要にすらならなかった。1992年平成4年)以降は「蔵の資料館」として公開され、もう一つの蔵は団体用で食事ができるよう貸しホールとして活用されている。

文化財

2018年5月10日、以下の建物8件が国の登録有形文化財に登録された。

  • 旧店舗
    • 大正期建築。木造2階建、スレート葺、建築面積80m2。一階に店の間と帳場、二階に客座敷を配する。二階は大壁で、腰の海鼠壁には四半張目地を変形させた意匠を凝らし、昭和期の隅切部にも踏襲される[1]
  • 表蔵
  • 主屋
  • 味噌醤油仕込蔵
  • 作業場
  • 文庫蔵
  • 旧酒蔵(蔵の資料館)
    • 江戸時代末期建築。土蔵平屋建、瓦葺、建築面積153m2。敷地後方の北西隅に南面して建つ。1908年(明治41年)まで酒蔵に使用され、二階に酒神を祀る神棚が設けられている。東西棟の切妻造桟瓦葺、外壁漆喰塗で、腰を竪板張とする。内部は三重の梁組を一ごとに配しで連結する[2]
  • 旧醤油仕込蔵(海老喜ホール)
    • 明治末期建築。土蔵造平屋一部2階建、瓦葺、建築面積110m2。切妻造桟瓦葺妻入、和小屋組で、大梁の上に行梁と三重梁を整然とかけ渡している。棟梁は佐藤朝吉[3]

利用情報

  • 開館時間 - 午前9時から午後5時まで
  • 入館料 – 200円

交通アクセス

周辺施設

脚注

  1. ^ 海老喜旧店舗”. 文化遺産オンライン. 2018年12月14日閲覧。
  2. ^ 海老喜旧酒蔵”. 文化遺産オンライン. 2018年12月14日閲覧。
  3. ^ 海老喜旧醤油仕込蔵”. 文化遺産オンライン. 2018年12月14日閲覧。

関連項目




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