海岸線から長町-利府線まで
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/10/10 04:20 UTC 版)
「仙台の地形」の記事における「海岸線から長町-利府線まで」の解説
沖積平野で、ほぼ完全な平地となっており、松島丘陵より福島県境まで広がる広大な仙台平野となっている。東西軸の河川は直線的に太平洋に流れ込む。 長町 - 利府線を境として西側が高く、東側が低くなっている。そのため、東側の斜面のふもとにあたるところは水利が良く、人が住み着いて古道が通っていたと考えられている。この断層沿いには、旧石器時代の富沢遺跡に始まり、数々の古墳、郡山遺跡、陸奥国府の多賀城、陸奥国分寺、陸奥国分尼寺、若林城など、古くから仙台平野の主要な施設が設置されてきた。 この沖積平野は、長町 - 利府線沿い以外は全体として水利が悪く開墾されなかったため、原野として「宮城野」という歌枕となった。江戸時代初期に灌漑が行き届いたため、広大な稲作地となった。現在は用途地域の指定によって開発が制限されているため、大半が稲作地および仙台バイパス沿いの広大な流通団地として利用されており、住宅地や市街地指定されている所は比較的少ない。
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