海外での「変身」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/22 09:49 UTC 版)
「変身 (ヒーロー)」の記事における「海外での「変身」」の解説
「変身」は極めて日本的な現象だと言われている。『DCコミックス』や『マーベル・コミック』を柱としたアメリカン・コミックス(アメコミ)のヒーローも奇抜な服装で活躍しているが、それらは日本でいう「変身」ではなく、どちらかと言えば本来の姿と名前を隠すためのものであり、ヒーローとして活動する場合は、ヒーローネーム(ヒーローとして活動する時だけの名前)を別に持っており、服装面では、基本的に本来の姿とは別であり、仮面を持っているヒーローも少なくはない。ヒーローが持つ特殊能力は、本来の姿でも発揮されるという点が特長となっているが、本来の姿では、特殊能力を殆ど使わず、ヒーローとして活動する時だけ特殊能力を使うといった具合である。異装の「異形の」超人の活躍の場面を楽しむという趣向は同じにもかかわらず、日本のヒーローがアメコミヒーローほど全世界規模で受容されない理由のひとつは、この変身という概念が障害になっているからだとも言われている。 しかし時代と共に、変身という概念が日本国外でも取り入れられるようになった。これは『スーパー戦隊シリーズ』、『仮面ライダーBLACK RX』をリメイクした『パワーレンジャー』、『マスクド・ライダー』の放送が要因となっている。アメリカでのリメイク元であるサバン・エンターテイメントは、オリジナル作品として『VR Troopers』を製作し、日本でも放送された。高屋良樹の『強殖装甲ガイバー』は2度アメリカ映画として実写化されている。パワーレンジャーをリメイクした映画は、スーパー戦隊シリーズの作品フォーマットとアメコミを原作とした映画の作風を融合させたものとなっている。
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