海外でのかけ算の導入
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/03 09:17 UTC 版)
「かけ算の順序問題」の記事における「海外でのかけ算の導入」の解説
中国では、かけ算の導入時から、因子 × 因子 = 積と、左右が対等な形で教え、両方の順序を示している。 アメリカでは、「一般的に指導されているかけ算の意味は、(いくつ分)×(ひとつ分) = (全部の数)であり、日本のそれとは順序が逆である」とされる。しかし、数学教育において、式の順序は重視されていないようである。 例えば、私が黒板に自転車が3台並んでいる絵を書いて、タイヤの数を求める式は、2 × 3か、それとも3 × 2か、と問うと、教員養成課程の学生ばかりでなく、現場で算数を教えている先生も、ほとんどが、どちらでもかまわないという。その理由は、「どっちでも答えは6だから」というのである。驚くなかれ、大学で数学教育を教えている人の中にもこのような人は少なくないのである。 — 高橋昭彦、東洋館出版 筑波大学附属小学校算数研究部 企画・編集 算数授業論究 2012年(平成24年) 論究II かけ算を究める p54 「小学校でかけ算を教えるのは何のためか」
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